プカプカ通信174・Aug 20 2022 |
プカプカ173号を出したのが昨年9月、もうほぼ1年が過ぎてしまいました。定年後の再雇用も終わり、暇になったはずなのですが、だらだら生活やインスタの影響もあるのでしょうか? 4月23日、豊橋の伊古部海岸で確認した福徳岡の場の軽石は、このように小さなサイズのモノが目立ち、これまで表浜で見つかったものに比べ、かなり小ぶりでした。そして漂着かるいしはあまり円摩されておらず、硬く黒いチョコチップと呼ばれるガラス質のモノがはっきり確認できました。 豊橋の伊古部海岸で確認した福徳岡の場の軽石でしたが、その流れはずっと西へ伸び、赤羽根ロングビーチにも達していました。軽石は高潮線あたりに密集しておりました。 ただこの時点では福徳岡の場の軽石が普通に見られたのは赤羽根まででした。上の図は、ポイントごとの軽石の中で福徳岡の場の軽石が占める割合です。伊古部あたりでは多かったものが、西に向かうに従い徐々に減少し、小塩津では軽石全体の5%ほどしかなく、先端部の伊良湖や石門あたりでは全く見ることができませんでした。 ただ残念なことに5月は大きな動きも無く過ぎ、6月に入ったあたりからアカウミガメの産卵が始まり、これはコンスタントに8月まで続きました。昨年の様子がショボかったので、これは嬉しい限り。浜歩きをすればトラックの一つは見つかる感じでした。 6月末、田原市でとんでもないものが見つかりました。それは紅白のケースに収められたベントスの調査器具、50㎝ほどの直径で、中の機材も重く全く動かすことのできないものでしたので、ガラス球ではなく、ガラスの半球を二つ合わせた中に調査機材が入っていたと思われ、写真だけ撮っておきました。 その1週間後、現地を再訪すれば、誰かがステンレスのボルトを緩め分解したようで、プラケースは外され、ガラスの半球も分解されておりました。 昨年の夏はガラスの浮き玉が多く、ひと夏で10個以上と言うレコードがたてられました。けれども今年は全くダメ、その代わり中国でカキ養殖に使われるPET素材のウキがいっぱい漂着しておりました。これは丈夫で57㎏の私が上に乗っても凹みもしません。 近年、この形のウキはよく漂着しているようで、表浜でも目立ちました。これだけやって来るのですから完全なものも多く、養殖場から逃げ出してきたものでしょうかね? 表浜、オレンジウキ、ブルー紡錘型ウキ、ブルーマメ型ウキ、ブルー分銅型ウキなどはいつも通りやってきています。また球形で耳が二つあるプラ浮きもコンスタントに来ていますが、8月になっても4月に1個出た限りで、ガラス玉が見られないのは寂しいもんです。秋の台風シーズンに期待でしょうか? プカプカ通信は不定期発行です。原稿が集まれば出せますので、浮きや漂着物の原稿あれば、ぜひどうぞ。 . |
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by uki-puka
| 2022-08-20 00:00
| プカプカ通信
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