プカプカ通信61・Dec-25-2006 |
今年も残り少なくなりました。みなさまのお住まいの地域、ホワイトクリスマスでしょうか?それとも緑豊かなクリスマスでしょうか? クリスマスシーズンを前にして、浮き玉や瓶からできたビーチグラスを集めてクラフトを作りました。段ボールを使って円錐型の芯を作り、その周囲にビーチグラスをホットボンドではり付けました。 ダブルボール危機一髪! 加藤 耕平 以前、トッカリショ浜の漁師のおばあちゃんから頂いた浮き玉達の刻印を調べていたら、ちょっと変わったものを見つけました。 ヘソの刻印は”MADE IN JAPAN”で、直径11cmの、チビの中ではちょっと大きめのガラス浮き玉です。 刻印を確認するのと同時にスピンドルは無いかなぁと光にかざしてチェックしていたら、こんなものが有りました。 中に飛び出した出べそのところに小さな浮き玉が!これはもしかしたら、えりものリバーストーンさんという方が言っていた”ダブルボール”ではないでしょうか?どうしてこんな形になるのでしょうね?不思議です。 プカプカ通信web版で石川さんのダブルボール、やっと拝見できました。立派なものですね。 うちにあるのもそうなのですが、シールを2回やり直していますね。1回目にシールした際に内側にプ〜っと膨らみ、外から見ると大きな穴が出来たので、もう一度塞いだのでしょうね。1回目のシールにも”MADE IN JAPAN”の刻印の跡が見えます。 中のボールの直径は約25〜30ミリです。 室蘭のトッカリショ浜のあたりは、断崖絶壁が連なり、遙か下に海がみえるのですが、車で行くことは出来ず、450段の石段を使わなければ行けません。 そんなところに住んでみえる漁師さんのお宅を訪ねた際に40cmクラスの大玉を数個頂きました。両手に大玉を持ち往復し、懲りずに2度目の玉を運ぼうと思った矢先、漁師のおばあさんが「あっちにも小さいのがあるけど、いるかい?」・・・案内されたのは笹藪の斜面、まるでキノコのように土に半分埋まったガラス玉がポコポコとありました。 すると、おばあちゃんは斜面を登りはじめ、浮き玉をとって「ほれ!」「ほれ!」と次々とこちらへ放って転がします。矢継ぎ早に転がってくる浮き玉をテンポ良く拾わないと、ぶつかって割れてしまいます。必死で拾いましたが、残念ながら一つ割れてしまいました。「お母さん、自分でひろうからいいよ、危ないから降りてよ」と言ったのですが、おかまいなし、とてもお年寄りの動きとは思えませんでした。 笹の斜面をコロコロ転がされたダブルボール、ほんと危機一髪でした。 プカプカ〜!!と浮いた話題を追い続け、けじめの50号を発行したのが2006年4月のことでした。その後は不定期発行になりましたが、みなさんからの投稿に支えられ、ここまでやってこれました。 さて、2006年は北海道で漂着物学会が開かれ、久々に皆さん方とうれしい再会ができました。またこの学会の準備の際に、数々の珍しい浮き玉が発掘され、会場のえりも「風の館」の展示で実物とお目にかかることができましたし、その後もダブルボールなどの発見!!とうれしい話題が続いています。 |
by uki-puka
| 2006-12-24 09:17
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