プカプカ通信141・Mar-20-2015 |
ウキウキしだしましたよ~・・・! 田中マサヒト 北海道は広い。オホーツク海側では、家が埋もれるほどの雪が降っているというのに、当地の冬は非常に暖かく雪も今年に入ってから20~30cm以上降ったのは2回だけ、「北海道の湘南の端っこ様似町」と名乗ってもおかしくない冬でした。 3月8日(日)昨夜の酒が抜けきらず午前中うずうずしていましたが、運動不足解消をかね冬支度で鵜苫の浜に出かけました。実際歩くと陽気もよく汗がにじむほどで上着のジッパーを外すほどでした。 久しぶりの浜でしたが、漂着物もそんなに多くないいつもの浜で、ころころとガラス玉がたまに見つかる程度でしたが、ガラス玉のヘソを結構拾うことが出来ました。 浜の中間地点あたりで、きれいにエージングされたカマイルカと思われる頭骨を拾いました。これは、先ごろ漂着物学会に入会し職場の同僚でもある井坂さんと昨年歩いた時に拾った胴体部分の頭骨と思われましたので、お土産として拾ってきました。 折り返した帰りに川の横になにやら動物が・・・犬などは苦手なので、ぞっとしましたがカメラを向けると飛び立ちました。オオワシでした。 オオワシは羽を広げると2mほどになるワシタカ類では最も大きなワシで、12月ごろ様似にやってきて2月の末ごろに北に帰っていきますので、見られるのも今年最後だったのかもしれません。 1時間ほど歩き、適度な運動に満足しながら浜から帰ろうと思った時、派手な模様のものが目に入りました。サーフボードの頭の部分をちょん切ったようなものです。 子供用の泳ぎの練習にでも使うものでしょうか?とりあえず痛んでなかったので拾ってきました。 いよいよ春です。ウキウキしだしましたよ~・・・! From Editor 田中さんが拾われたこの派手なデザインのボードは、たぶんボディボードとか、スポンジボードと呼ばれるものではないでしょうか。これを汀線あたりに置いて、砂浜を駆けてきて飛び乗り、汀を滑るようにして楽しんでいる人がいますね。あと夏の渥美半島では、フィンのないこうしたスポンジ状のボードを使い、子供たちが上手に波遊び(ちゃんとテイクオフした後でスタンドに移ります)しています。きっとこうした遊びが、未来のサーファーたちの技量のアップにつながっているのでしょうね。状態も良さそうで、冬の北海道に漂着したボード、どこからやってきたのでしょうか? 中国のぼんてんライト はやししげお 日本海側の冬、海ゴミがいつも集まりますが、この冬は圧倒的な韓国モノが漂着して、福井の若狭や越前の浜辺を覆い尽くしました。そうした漂着物の中には大量の漁具が混じっており、量が増えれば程度の良いものも漂着するため、赤籠やら、様々な漁具の再検討などができました。そんな中で程度の良い中国製ぼんてんライトが見つかったので紹介します。程度の良いものはぼんてんに付着していることが多いのですが、このぼんてんライトはそれだけで、松原海岸に打ち上げられていました。 中国製ぼんてんライトは、写真の上にある白いプラスチックのほうで、よく見かける韓国製のぼんてんライトと比べても大きなものでした。その理由は、使用しているバッテリーが、単一を二本使うために大きくなっていました。写真を見ればわかるように、下の韓国製が全長148ミリあるのに対し、上の中国製では250ミリと、100ミリほど大きくなっています。そして白いボディの直径は43ミリ、発光部は直径40ミリ、スクリュー部は直径53ミリでした。また電池の入る円筒部の外側には、ぼんてんの竿に括り付けやすいような仕組みが見られました。 二枚目の写真では、分解したところを示してあります。上から発光部のキャップ、発光部と付随した電池ホルダー、一番下には電池ケースとなります。この電池ケースの円筒部には、三つの耳と、二つのT字型をしたパーツがあり、T字型の部分は竿に付けやすくなっています。またキャップと電池ケースの間には、ゴムのパッキンがありますが、韓国製品とは違いOリングではない平ゴムでした。 この製品を作っていたのは中国の江蘇省啓東市にある電機メーカー(江苏启东市城河顺丰电器)で、電池ケースの横側には、このように銘記されていました。写真のものは白地で読みにくかったので硬質色鉛筆で表面に加工を加え、読みやすくしてあります。ライトの発光はセンサーがあるために夜間のみの発光で、発光ランプの基部に光センサーがあり、これによって発光と停止を制御しています。 |
by uki-puka
| 2015-03-20 23:05
| プカプカ通信
|
<< プカプカ通信142・Apr-3... | プカプカ通信140・Mar-1... >> |