プカプカ通信117 ・ Oct-20-2012 |
ベトナムからやって来た新しいウキ 林 重雄 2012年の夏、愛知県の渥美半島表浜(太平洋側)には、ベトナムや台湾からの漂着物が大挙して押し寄せてきました。前号にも紹介したように、ベトナムのペットボトルがこれほど多い年はありませんでしたし、9月中旬からはフィリピンからの漂着物が急増したように思いました。 ベトナムのウキでは黄色や赤、それに青や緑のカラフルなキャンディーウキ、それに小船の周囲にぶら下げて使われることの多い白色の円筒形をしたウキが知られていますね。後者をボートサイドウキと呼んでいましたが、徳島のtaibeachさんはその形状をボンレスハムに例え、「ボンレスウキ」と呼ばれています。(笑) ボートサイドウキは品が良い?のですが、インパクトの強いボンレスウキをこれから使いましょうか。(笑)このボンレスウキですが、大別して2タイプあり、小型の方は両耳で、浮標に使われたのか長めの細引きが巻いてあるのがほとんどでした。大型タイプは片耳で、これは主に小型船の周囲にぶら下げられていた、以前からあるタイプですね。ずいぶん前に、与那国島のユキさんから、紅白の大型タイプをいただいたのですが、 その後オレが見かけるのは白いタイプばかりで赤がありません。今年の夏から秋にかけてベトナムから多くのボンレスウキが漂着しましたが、白いのばかりで赤は皆無でした。紅白で揃うと、なんだかうれしいのですが、ありませんねぇ~! ボンレスウキ、漂着したウキのほとんどは小型タイプで、大型は2個しか見ていません。割合から言えば、大1:小20ほどでしょうか。 さて、表題の新しいウキは,これではないですよ。キャンディーウキの新型登場です。 さて、新型はいかが??ご覧のように、片側が黄色で、片側が緑のヤツもありますが、ピンクのやつもあります。ピンクのヤツは赤羽根でも拾われていますし、徳島でも漂着が確認されています。この表面にはAN KHANG®と陽刻されています。ここに刻まれたアンカンは、ベトナム語で、AN(安) KHANG(康)を意味しているようで、おめでたいことばのようですね。キャンディーウキも知らないうちにバージョンアップしていましたね。これは2012年夏に初めて見つかったのですが、それより以前にどなたか拾っていませんかね? もちろん、真新しい以前からのも漂着していますので、どっちも流通してるのでしょうか? 今年は仕事の関係から、学会不参加となりました。ぜひ学会の様子など、お寄せくださいね。今号のプカプカ。ウキとは関係の無い種子や果実の検索表をつけました。 先日アップしたNo Photo の海豆識別図とともに、ご活用ください。 |
by uki-puka
| 2012-10-20 00:00
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