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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
by uki-puka
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プカプカ通信129・Aug-11-2018

   パリ自然史博物館見学記 鈴木明彦(北海道)

 2018年7月中旬、10日間ほどパリに滞在する機会を得ました。セーヌ川左岸のカルチェ・ラタンは、大学や博物館が集中する地区です。国際学会の会場でもあった国立自然史博物館(Museum National d'Histoire Naturelle)には、植物園、動物園、展示館等があります(写真1)。
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(写真1)
国立自然史博物館というのが正式名称ですが、日本ではパリ自然史博物館ともよばれています。ここでは貴重なコレクションを持つ展示館を二三紹介しましょう。
 はじめに鉱物学・地質学陳列館(Galerie de Mineralogie et de Geologie)を訪ねました(写真2)。
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(写真2)
夏休み期間中ということもあり、フランス初公開となるティラノサウルス・レックス(T.rex)の特別展が行われていました。体長12.5m、体高4mの見事な標本でした(写真3)。
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(写真3)
これに関わる展示や映像は工夫されていましたが、展示標本の多くは割と見慣れたものでした。また、隣接した部屋は隕石の特別展でしたが、目玉となる標本はなく、迫力に欠けていた印象です。常設の展示は、ヨーロッパが主体で、鉱物や化石などはオーソドックスな配列でした。特別展のため、館内が人であふれていて、じっくり見学できなかったのが少々残念でした。

  次に見たのは古生物学・比較解剖学陳列館(Galerie de Paleontologie et d'Anatomie comparee)です(写真4)。
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(写真4)
こちらには、クジラ、ゾウ、キリン等の巨大動物から、カエル、トカゲ、ネズミ等の小動物まで、雑然と骨格標本が並んでいました(写真5)。
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(写真5)
まず入口正面には、比較解剖学の父キュビエの威厳ある像があります(写真6)。
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(写真6)
1階では、 多種多様な現生骨格標本のオンパレードです。骨好きの方にはたまらない場所でしょう。現在絶滅してしまった動物の標本を見ることもできます。一方、2階は古生物の展示で、大小様々な化石標本を見ることができます。世界中から集められた示準化石 が過不足なく並べられていましたが、展示自体はひと昔前のスタイルです。解説が仏語なのはしかたないと思いますが、タイトルには英語も併記してほしいと思います。私が注目したのは、2階の目立たない場所にあった貝化石のタイプ標本やモノグラフです(写真7、8)。
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(写真7)
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(写真8)
『動物哲学』で有名なあのラマルクが記載した標本で、これにはちょっと感激?しました。また、これも片隅にあったカシパンウニの密集化石標本にも気になりました(写真9)。
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(写真9)
ラベルを見ると、Burdigalienなので、新第三紀中新世(約17?15Ma)のものですが、今の浜辺でも見かける感じです。  
  今回のメインは、やはり進化大陳列館(Grande Galerie de l'evolution)でしょう(写真10)。
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(写真10)
1898年、ジュール・アンドレによって作られた旧動物学陳列館が前身だそうです。第2次世界大戦で大きな被害を受けたため、半世紀ほど閉鎖されていましたが、1994年にリニューアルオープンしました。18?19世紀の古い建物が多い中で、この陳列館は現代的な展示構成になっています。吹き抜け空間を生かした動物と進化の多様性の展示は人気を集めています(写真11)。
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(写真11)
実は国際学会2日目の夕方に、ここでウェルカムパーティーがあり、ワインやチーズやスイーツを楽しみました。2階や3階にも世界中から収集された一級の標本が展示されていました。照明がやや暗めのこと、解説が仏語のみのことは気になりまし。
  これらの展示館は、いずれもルイ13世時代から続く美しい植物園の中にあります。パリご旅行の際に見に行く価値はあると思います。特にユニークな展示の進化大陳列館はお勧めです。


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# by uki-puka | 2018-08-11 08:04 | プカプカ通信