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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
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プカプカ160・Jan-30-2017 

             漂着物考       池淵正明
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 わたしの大学院時代の恩師、鹿児島大学名誉教授田口一夫先生から 、「海が運んだジャガイモの歴史」(梓書院)という著書をいただいた。南米アンデス原産のジャガイモが、コロンブス以降ヨーロッパに運ばれ、オランダ東インド会社を経てインドネシアにたどりつき、やがて日本にもたらされたという話を、その膨大な知識と調査、考察によって書かれた本である。その中でとくに気をひいたのは、多数の航海地図であった。地図をみていると、自分も船に乗っているように思われた。そこでわたしも世界海流図を広げて、日本から出発した漂流物がどのように広がって行くか想像してみた。
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    海流図 茂在寅男著「古代日本の航海術」小学館1979年から引用


まずは、房総沖の黒潮に乗って東に向かう。やがて北アメリカのカリフォルニアに達する。ここは、かって林重雄さんが熱心に話しておられた、ガラス玉の漂着地だ。またアカウミガメの生育地でもある。やがて、この流れ、カリフォルニア海流は南下し、西へ向かう北赤道海流になる。いわば太平洋をぐるぐる右回りにまわっているわけだ。
ちなみにこの右回りは、コリオリ力による。コリオリ力は地球の自転によって起こる力で、北半球では海流を右向きに引っぱる力がはたらく。したがって、右回りになる。南半球では左向きの力になる。
さて、この北赤道海流の下に東へ向かう赤道反流が流れており、南米沖に向かう。その下に西に向かう南赤道海流が流れている。左まわりの出発点である。日本の漂流物は、これをうまく乗り継いで、南赤道海流に乗ったのではないかと考えられる。この海流、かってハイエルダールがイカダぶねのコンチキ号にのって、南米から南の島に漂流した道だ。大洋を渡る、壮大な旅だ。レイチェルカーソンが「海」という本の中で、木切れに乗ったカニが海を渡ることを書いている。これも同じことだ。
やがて南赤道海流はオーストラリア東岸に達する。その下には、南極大陸を東に一周する 海流がある。世界一周をめざす多くのヨットマンが、この流れを利用して航海する。ところで、南極といえば、アムンゼンを思い出す。フラム号に乗って南極にたどり着き、初めて南極点に立った人だ。またそのフラム号からは、フリチョフ・ナンセンを思い出す。ノルウエー の人で、北極海を通って流れてきた漂着物をみて、北極探検を思いつく。そして氷に挟まれても押し潰されず、その上に乗るように、お椀型の船を作る。それがフラム号だ。何年もかけて探検から帰ってきたナンセンは、フラム号をアムンゼンに譲る。そして南極点へ。
話がそれたが、日本製漂流物は、この南極周回海流に乗って、南米のホーン岬沖に達する。Cape Horn、海の難所であり、ヨットマンのあこがれの地だ。荒天のため古来何百隻かの船が沈んでいる。しかしヨットマンはここをめざす。
さらに、流れはアフリカの喜望峰沖を通り、オーストラリア東岸に帰ってくる。そしてこれで終わりである。上に向かう流れがないのだ。
わたしのたわいもない夢想もここで終った。またいつか太平洋の話を書こうと思う。コタツに首を傾けて、ウトウトしてる。外は木枯らし。明日はこの冬一番の寒気がくるらしい。ではみなさん、おやすみなさい。


         今季の北陸     はやししげお

 あけましておめでとうございます! 早いもので2017年1月も折り返しを過ぎてしまいました。そして私も61歳の誕生日を迎えました。ちょうど一年前に還暦を迎えましたが、それからの1年の早いこと、早いこと。
 この冬はかなり暖冬傾向が強く、2016年の11~12月については驚くほどの漂着物の少ない若狭地方でした。特に前の年はアオイガイの大量漂着がありましたが、今季は無いので余計に何も無く感じてしまいました。
 もちろん何も寄っていないわけではありませんが、流木やゴミと言ったいつもの漂着物さえも少なめ、これはやはり海の荒れが少なかったのが大きな要因でしょう。冬場、ゴミならいくらでも寄ってくる美浜町の松原海岸、ここでは2016年のうちは寄りが少なく、年末になっても、11月19日に訪れたときとほとんど変化の無い様子でした。高潮線に打ち上げられていた特長的なゴミはそのまま残っている状態で、ほぼ一月間大荒れの日は無かったようでした。 
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 敦賀半島の先端にほど近い白木は、日本海に半島が突き出している分、外洋モノが届きやすいのですが、ここでもいつもに比べモノは少なめでした。やはり荒れによる吹奏流や風圧流の影響が弱く、軽いペットボトルや発泡スチレンが多く打ち上げられていました。アオイガイは何とか一つ見つけることができましたが、去年とは比べ物にならない様子でした。
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 若狭地方の浜は、沈降地形のリアス式海岸が卓越し、河川の河口部や花崗岩の風化したマサ土が運ばれたあたりに砂浜を形成しており、大規模な砂浜は少ないのです。若狭地方では、敦賀半島西側の水晶浜一帯(1.5km)、美浜町の和田~久々子一帯(2.5km)、高浜町の和田(2km)、三松一帯(2.5km)くらいしか、歩いた気分になる砂浜が見つかりません。もちろん、ポケットビーチにも面白いところはありますが、何せ狭い!歩く範囲がすぐ見渡せるほどですから。
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 1月になり、寒気団の南下もあり、2016年の11~12月にかけてモノの少なかった浜辺にも多少はモノが増えてきました。1月5日には水晶浜の南にある菅浜の岩場に木造船が打ち上げられました。6日に海上保安庁の調査も入り、ハングルの記入もあったことから北朝鮮の船と考えられています。
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 美浜町の松原海岸でも低潮線に漂着物が打ち上げられ、漂着帯をつくるようになってきました。ゴミが多く集まった漂着帯には、ホンダワラ類などの海藻類も混じり、海の中では春へむけた生物の営みを感じることができました。またこの漂着帯の中から、韓国製のガラス玉も見つかりました。このガラス玉は、ハングルの表記などはありませんでしたが、ガラスの色やヘソのシール方法などから見て韓国製と判断しました。またサイズはイレギュラーな直径96mmのもので、あまり見かけないサイズでした。
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 From Editor: プカプカ通信、不定期ですが細々と発行を続けています。みなさんからの原稿をお待ちしていますので、今年もよろしくお願いします。






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# by uki-puka | 2017-01-29 23:26 | プカプカ通信 | Comments(0)