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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
by uki-puka
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プカプカ通信137・Nov-30-2014

    与那国に行ってきました」    漂着物学会副会長 田中正人

 第14回 漂着物学会 沖縄・石垣大会に行ってきました。 学会の前、与那国のユキさん主催のオプショナルツアーに参加させていただきました。ユキさんを入れて、総勢10名の強者(笑)ぞろいです。特に今回初参加の左近氏は、まれにみる物怖じ全く無しの若者で、あまりうるさいので「小毛馬(コケマ)」(笑)の称号をいただいたほどです。
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 初日の晩は、あこがれの「ユキさん家のカレー」で親睦をどっぷりと深めました。 二日目に全員集合、参加者は、私とユキさん、千葉からコケマ、横浜から大毛馬さん、京都の安松先生とツイッターなべさん、北海道から骨えさんとマキちゃん、そして東京からあずささん、一人忘れてた~新潟からちょっと濃いマダム宮路さんです。
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 ユキさん家は、プカプカなどで見てましたが、実際行ってみると南国琉球の古民家を丁寧にユキさん風にアレンジされた憧れのお家でした。特にトイレは、ベットでも置けば寝泊りできるほどの広さと、ガラス玉等の装飾がすごい、またまた憧れのトイレでした。お宝部屋も拝見しました。「ないものはない」と言っても過言ではありません。種いっぱい。オウムガイいっぱい。ガラス玉いっぱい。なんでもいっぱいでした。
 やっぱー与那国・石垣は予想通り暑かったです。クールで汗かきの私は、夜は常に扇風機やエアコンのお世話になってましたし、蚊に10ヵ所以上も刺されてしまったほどです。
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 もちろん浜も歩きました。汗をかきかきモダマ5個ゲットを目標に~・・・どうにか達成できました。
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ちなみに、拾った漂着物は10Kを超えていたかもしれません。(今は片づけに必死です)第一目標は、モダマですが、貝も多く拾ってしまいました。結構大きいですよね~・・・ドクター・コトーの奥の浜は青いサンゴがあるよと、ユキさんが言ったので、少し標本に拾おうとしたら、地元のおっさんに声をかけられ、「サンゴはこの赤いのがいいんだ。青いのはすぐ色がさめるから~」と重たいサンゴを両手いっぱい持たされてしまいました。
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  よく歩き、よく食べた島でした。石垣も与那国もお昼は、八重山そばをほぼ毎日食べました。また、今までの学会参加した中で、一番アルコールも飲まなかったかもしれません。飲む相手がいなかったせいですね~・・・来年はぜひ石川かちょ~んも、参加してほしいものです。
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 みなさん、大変お世話になりました。特にユキさんには、ごちそうもいっぱいいただき、ご足労もおかけしました。与那国島・与那国馬牛の糞と、一生の良き思い出になることでしょう。ありがとうございました。(学会の事はどなたかが、書かれると思いますので、割愛させていただきま~す。)



           石垣島平久保の郷の駅  宮路さつき
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 漂着物学会で南西諸島を旅してきました。石垣島最北端の平久保の帰り道に見つけた キテレツなお店〜(^◇^;)貝殻で埋め尽くされた、まるで竜宮城みたいなカレー屋さん^^; 店主もキテレツ〜♬ 乙姫さまもタジタジの竜宮城トイレでした!
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 ここに駆け込んだものの、まわりのモノ、モノ、モノに圧倒され、出るものも出なくなり、何も用を足さずに戻ってきたお客さんもみえたとか・・・。
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 石垣島に行かれた折には、ぜひ最北端の平久保玉取崎展望台、そして郷の駅へぜひどうぞ。 電話は090-8290-3756です。
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  from Editor: ウキウキ研究会北海道支部長の田中さん、今回の役員改選によって漂着物学会副会長に推挙され、総会で承認されました。これからも、いつもガハハ・・・と何事も笑って済ませるkanataさんでいて頂きたいものです。今回、田中さんはiPadを持参され、まさに漂着物学会の広報部長としてリアルタイムアップをしてくれたので、みんなの楽しそうな様子が手に取るように分かりました。これは仕事で行けなかったオレにとっては、悔しいというか、うらやましいと言うか、複雑な気持ちで見せてもらいましたよ。(笑)
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by uki-puka | 2014-11-30 23:46 | プカプカ通信 | Comments(0)

 プカプカ通信136 ・ Nov-12-2014



       敦賀市で見つけた木製浮き  はやししげお

 秋も深まってまいりました。今年は漂着物学会が念願の沖縄、それも石垣島で行われました。これは石井先生もずっと願われていたことです。そんな大会にはぜひとも参加したかったのですが、仕事の都合でいけずじまい・・・残念!きっと石垣島の報告は,ウキウキの誰かが報告してくれるでしょう。

 さて、この秋になり太平洋側からシフトして日本海側を歩くようになりましたが、最近は越前と呼ばれる福井県の北部よりも、若狭と呼ばれる南部を中心に歩くようになりました。若狭地方は沈水地形と言われるリアス式海岸が続き、越前の三里浜や浜地以北のような広い砂浜は無く、ほとんどがポケットビーチです。それでも、複雑な地形によって漂着物が分級化(ソート・よりわけ)されて打ちあがるために、探し物を見つけやすいことも分かってきました。
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 10月末に出かけた敦賀市の杉津・横浜海岸は、敦賀市中心部から北へおよそ10kmほどに位置します。杉津は陸けい島の地形で、その様子は北陸自動車道の杉津(すいず)パーキングエリアから、眼下に望むことができます。写真中央の黒っぽい島が元の島で、海岸の近くに島があると沖からの波が島の沖側で打ち消しあうことになり、波の静かになった部分へ沿岸流が砂を運び、堆積していきます。そうしてできた砂洲が成長して陸続きの陸けい島となります。この写真にもその様子は表れており、元の島の右手前には砂が堆積した様子がうかがえます。この砂地が続くことで、杉津の横浜海岸は漂着物が寄ることになります。写真で島の上まで伸びているのは敦賀半島です。杉津・横浜海岸は敦賀湾の開口部にあり、北西の季節風が吹けば、新鮮な漂流物が寄ってきますので、湾内だけでなく、日本海を漂流中のモノも多く入ってきます。

 そんな例は植物種子にも見られ、冬の間にグンバイヒルガオやらヒレガクアサガオの種子が漂着します。こうした種子は小さくて目立たないので、ビーチコーミングで見つかることはまずありません。けれども、種子が芽吹いて成長すれば、葉を伸ばし花を咲かせるので知ることができます。杉津・横浜海岸ではこれまでにグンバイヒルガオの開花とともに、ヒレガクアサガオの開化も確認されています。
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 そんなわけで、今年はどうかと楽しみにしていましたが、グンバイヒルガオの開花は見られませんでした。けれども、昨年に引き続きヒレガクアサガオ  Ipomoea fimbriosepalaの開花を見ることができました。グンバイヒルガオとともに福井県でも近年確認されているヒレガクアサガオですが、1970年10月に新潟県の粟島での記録ありますから、かなり昔から種子が漂流し,各地で発芽していたのですね。去年は台風到来でだめになってしまいましたが、この秋は今のところ持ちこたえているようなので、結実するまでがんばってもらいたいと思っています。
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 さて、この海岸で久しぶりに木製のウキを拾いました。ウキは軽いアシやら植物片、それに細かな流木などが打ち上がった漂着ラインで見つかりました。
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 ウキは木製で、漁師さんの手作りのものと思われました。このウキは乾燥重量33g、直径が33mmほどで、全長が135mmの円筒形をしたものでした。写真にあるようにウキはやや湾曲しており、これは素材に使った材が湾曲していたためでしょう。素材に使われたのは浮きの小口断面から見える環孔材の特徴などから、ウルシ(漆)材でしょう。 
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 このウキは、ウルシの太い枝を切り出し、樹皮を剥いた後で表面を整え、両端の小口部分は、切り落とし出はなく、縁を斜めに刻んであり、これは網や漁の獲物を傷つけないための工夫でしょう。また小口に近い部分に浮子綱(あばづな)へ結わえるための刻みを刃物で一周させてあります。それに一周した刻みの中央部には、円柱の中心を通る細い穴を貫通させてあるものでした。こうした加工によって、このウキは浮子綱への固定を確実とするだけでなく、浮子綱の上で移動しにくくなって安定し、網を扱う作業性の向上に寄与したものでしょう。

 最近は、プラスチックウキの漂着がほとんどで、こうしたウキの漂着はとんと見てなかったので嬉しかったです。また、このウキは劣化がほとんど無く、良い状態で打ちあがっていたので、敦賀近隣の漁師さんの作られたものが短期間の漂流の後に打ち上げられたモノでしょう。まだこうした技術のある漁師さんがウルシの木を削ってウキを作られているのを知って、よけいに嬉しい気持ちになりました。
 このウキは、形状などから刺し網に使用したものと思われます。刺し網はクルマエビ漁や、イセエビ漁などに使われるものは、もっと細く浮力の弱いものが使われるので、浮力の強いこのウキはもっと粗い網に使われるものと考えています。
 
          カエルウキに乗ったカメ  はやししげお

 福井県美浜町の松原海岸で、この秋にはカツオノカンムリを見かけました。 カツオノカンムリは「ホネ」になった状態で打ちあがっていました。
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青い貝でも無いかと探していたところ目に付いたのが新し目のカエルウキ。このウキの耳近くには亀のエンボスがありました。こうした模様は線描だけのことが多いのですが、これは半立体的なレリーフ状のモノでした。
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このウキは初見ですので、この冬あたり日本海側の各地で見られるかもしれません。このカエルウキに乗った亀の情報、ありましたら、ぜひお知らせください。
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by uki-puka | 2014-11-12 00:00 | プカプカ通信 | Comments(0)