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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
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プカプカ通信95・July-16-2010

          愛知県渥美半島表浜に青いモノ大量漂着

 2010年6月に渥美半島表浜を二度歩く機会がありました。この6月は黒潮の様子が普段と違い、潮岬で本州に最も接近した後、大蛇行をせずに本州に沿って房総半島銚子沖まで進み、それから蛇行を始めるというパターンで流れていました。このパターンは5月下旬に始まり、7月になった今でも続いています。
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 この影響が大きかったのか6月6日に歩いた渥美半島表浜の海岸では、カツオノエボシ、カツオノカンムリといった浮遊性の青いクラゲとともに、アサガオガイ、ヒメルリガイといった浮遊性の青い貝類が拾えて、大喜びでした。この日にはハシボソミズナギドリの大量漂着が見られ、田原市堀切海岸を中心としておよそ80羽の漂着死体を確認し、アサガオガイ56、ヒメルリガイ13、オキナガレガニ2個体を採集してきました。
 およそ2週間後の6月19日(土)、海の荒れた後でしたので、まだ青い連中に出会えるかもしれない・・・そんな淡い期待を抱きながら、また渥美半島表浜を歩いてきました。
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 豊橋市西部海岸へ行き、浜に降りたところ満潮線にはカツオノカンムリが点々とつながる様に漂着していました。およそ100mの範囲をカウントしたところ、カツオノカンムリ約500、カツオノエボシ9、ギンカクラゲ3、アサガオガイ3、ヒメルリガイ5、オキナガレガニ1、そして台湾の緑玉を確認することができました。この緑玉は一日ほど前の満潮線にありましたので、前日18日に漂着したものと思われました。緑玉と呼ばれるガラスの浮き玉は、台湾近海でマグロ延縄漁に使われたもので、台湾製とも言われていますが、ハッキリしたことは分かっていません。緑玉の直径はおよそ28cmで、二つに分かれる型(ツーピースモールド)を使って作られています。吹き口を塞ぐ臍は大きく、球の上に乗っかる形ではなく、グッと凹んだ臍になります。この臍にあたる部分は大きく、使われるガラスの量も多いためにこの部分が重くなり、漂流中は臍を海底に向けてプカプカ浮かんでいます。
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 これまでにも緑玉が渥美半島に漂着した記録はいくつかありますが、そんなに多いものではありません。私が緑玉を拾った前日18日に、表浜ネットワークでウミガメ調査をされている方も緑玉を一つ豊橋市内で拾われています。この玉もきっと同じ流れに乗ってやってきたのでしょう。
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 この日は豊橋市東部で調査をした後、田原市内の六連町、大草町、赤羽根町の三ヶ所でも調査を続けました。以上四箇所で確認した浮遊性クラゲの割合はカツオノカンムリ96%、カツオノエボシ3.5%、ギンカクラゲ0.5%となりました。同様にルリガイの仲間の割合はヒメルリガイ88%、アサガオガイ11.5%、ルリガイ0.5%という結果でした。乱暴な推測かもしれませんが、この様子からはルリガイ類の捕食するクラゲとの関係が見られるようです。ヒメルリガイはカツオノカンムリ、アサガオガイはカツオノエボシ、ルリガイはギンカクラゲを好んで捕食しているように思いますが、皆さんはどう思われますか?今年は漂着量の少ないギンカクラゲが大量に漂着したときには、ルリガイの漂着も多いようですから。
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 青い貝では、子供の頃から親しんだ吉良図鑑に載っていたコシダカアサガオガイも見つかりました。これはもう今では品種となっているのですが、アサガオガイとは外観ではっきり区別ができるものなので嬉しい出会いでした。貝のほかにも久しぶりにオキナガレガニに出会えました。オキナガレガニは流木や流れ藻、それにウミガメなどにヒッチハイクして大海原を旅することでも有名、大西洋側に棲む近似種はコロンブスクラブと呼ばれている有名なヤツですね。他には、大海原で生息する昆虫・外洋性のウミアメンボもいくつか見つかりました。南風が続いた後のこの時期、黒潮が接近していると、さまざまな外洋性のモノがやってきます。     
 この流れは太平洋岸の各地で青い漂着物を寄せているようです。神奈川県鎌倉材木座海岸の調査を続けてみえるzaimokuza77によれば、こうした青い貝やクラゲのほかに浮遊性のウミウシ・アオミノウミウシの大量漂着があったようです。ブログでの報告によれば、6月20日に15個体、そして7月4日に17個体ものアオミノウミウシが打ちあがったようです。こうした打ち上げはずっと続くものではなく、タイミングが良くないと出会うことはできません。数日前に大量漂着があっても、潮汐の関係で大潮がやってくれば、全てを海に運び去ってしまいますので、足繁く浜に通わないと出会えないものですね。zaimokuza77さんのブログのURLはここです
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 沖縄は宮古島に在住のcoralさんが予想されていたように、オレンジ浮き(ABS樹脂製二枚貼り合わせ)の樹脂の色がオレンジではなくブルー(水色)のものが渥美半島に漂着しました。
 これを確認したのも青いクラゲや貝が寄っていた6月19日で、満潮線上にポツンと一つ転がっていました。これまでに鹿児島県や徳島県で確認されてきた青いオレンジ浮きが愛知県でも確認できたことは、これから黒潮にのって各地で見られるようになるのでしょうね。
 一部で、オレンジ浮きはこの先絶滅危惧種になるのでは・・・という話も聞きますが、これまでに製造されたオレンジ浮きの量は膨大なものと思われますので、そんな簡単に見かけなくなることは無いと思われます。
 こうした黒潮の流れはいつまで続くのでしょうか?太平洋側のウキウキのみなさん、ぜひ身近な様子をお知らせください。
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by uki-puka | 2010-07-16 00:00 | プカプカ通信 | Comments(0)