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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
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プカプカ72・Nov-25-2007

     知多半島で拾った目薬瓶など  はやししげお

 目薬瓶に関しては、プカプカ通信40号で川崎さんが「下北半島に漂着した目薬瓶」という玉稿を書かれています。
 ビーチコーミングを続けながらも、なかなかこうした瓶類には巡り合えずにいました。もちろん私の目がそっちに向いていなかったせいもありますが、こうした瓶類は陶片同様に、人が近くに住んでいる小さな河川の河口部に広がる干潟などに多産することがわかってきました。
 そんなわけで、これまでに拾い集めた愛知県知多半島の目薬瓶などの小瓶を紹介してみたいと思います。
 ウキはともかく、この分野では、まだまだ勉強が足りませんので、至らぬ点は笑わずに教えてくださいね。

 愛知県の知多半島は名古屋市南部から南に伸びる半島で、その地層は新生代第三紀に堆積したものが基盤になっており、縄文時代の海進の時でさえ、一部しか水に浸かりませんでした。
 半島の西側は三河湾、東側は伊勢湾に面しており、半島はおよそ50キロと長いために伊勢湾口に面しており、先端部に近づくにつれ生物相は外洋性の色合いが濃くなっています。
 私がフィールドにしているのは先端部に近い南知多町の山海、美浜町の小野浦(野間灯台周辺)、それに知多町の日永崎です。
 山海や小野浦は、古くからの旅館などがあり、そうしたところが捨てたと思われる上手の陶片などが多く、瀬戸物だけでなく、古伊万里那ども多く含まれています。
 日永崎は名鉄常滑線・日長駅から歩いて5分ほどのところにある、日長川が注ぎ込む干潟です。知多市教育委員会によれば、日永崎海底遺跡と呼ばれているもので、古墳時代の須恵器から、その後の時代の釉薬のかからない山茶碗、古瀬戸に始まり、いろいろな時代の陶片が豊富な干潟です。須恵器や山茶碗などは日長川の上流部から流れ込んだものと考えられます。
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 一方水と陽刻されたコバルトブルーの小瓶は、南知多町の山海で拾った物です。一辺が20ミリの四角い瓶は口が割れていて、高さは47ミリですが、復元すれば65ミリあったはずです。四つの面には、一方水、IPOUSUI、資生堂、SHESEIDOと文字が陽刻されていました。この瓶は、目薬瓶か、神薬瓶かは、はっきりしていませんが、資生堂とあるので神薬瓶の可能性が高いのかもしれません。この資生堂は、現在の化粧品メーカー資生堂とは関係が無いようで、当時「資生堂」というメーカーはたくさんあったようです。
 気つけ薬として売られていた神薬ですが、クロロホルムを主成分として、それを甘い液体に溶かしていたようです。クロロホルムが使用禁止となり、昭和30年代には絶滅したと思っていましたが、調べてみたらまだ売っているモノがありました。
 それは富山の共栄神薬と言うもので、成分は以下の通り。10g中トウガラシチンキ1.6mg、竜脳12mg、L-メントール1.8g、添加物としてカラメル、黒砂糖、水飴、白糖、香料とありました。怪しい成分は入っていませんが、雰囲気は昔のモノに近いようです。

 一方水以外の小瓶は全て知多市の日永崎で拾いました。古そうな目薬瓶から順番に紹介してみます。
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 前に述べた川崎さんの記事にある診療所で使われていたと思われる目薬瓶のスポイト部分だけを拾っています。コバルトブルーのもので、硝子は非常に薄く水色に見える部分もあります。全体が残っているわけではありませんが、よくぞ割れずに残っていてくれたものだと思いました。
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 スポイト式の目薬瓶は、2つ拾っています。スポイト式の瓶は一つの角が丸くえぐれており、その部分にスポイトを差し込んで箱に詰められていたものでしょう。
 口の部分が割れたコバルトブルーのスポイト式目薬瓶には、「山口薬房・山口目薬」と陽刻がありました。
 口から肩にかけてのコバルトブルーのスポイト式目薬瓶欠片には、肩の下に「ロ」の文字が読めますのでロート目薬ではないでしょうか?
 直径が3.5ミリ、長さが34ミリのコバルト色をした硝子管も拾っていますが、これがスポイトの代わりに使われたものでしょうか?

 一口たたき瓶はまだ見かけていません。

 両口点眼瓶は数種類見つけました。この瓶は昭和6年頃に開発され、昭和37年に参天製薬の目薬がプラスチック容器に入れられて売られるようになり、急速に絶滅したようです。ただ、使われた期間が長いので、このタイプの目薬瓶を拾えることが最も多いようです。
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 両口点眼瓶の特色は両方に口があります。先端(点眼部)は細くなりネジ山が切ってあり、そこには樹脂製のキャップがねじ込まれていました。その反対側は広がって口となり、コルク製の蓋やゴムがつけられていたり、ネジ山が切られ、ゴムの半球と樹脂キャップが付けられていました。
 広い口の部分にネジ山が切ってないものの方が古いタイプでしょう。
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 この両口瓶は、先端にキャップなどがはめ込まれたまま捨てられることが多かったのでしょう。そのために先端が割れずに、保存も良好です。
 また、このタイプの瓶は、両口にキャップがされると密閉され、浮力を持ち他のたいぷよりも長旅をすると思われます。
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 茶色の瓶の下方にAKUTSUと陽刻された瓶もあります。サイズはわりと大きめなのですが、中の容量は少なく、先も細くなっているので、目薬かもしれません。

 ばち瓶をご存知ですか?三味線のばちのように薄くて裾広がりな瓶です。これも割れているので全貌は分りませんが、そんなに大きなものでは無いでしょう。気泡があり、硝子も分厚く、味わいのある瓶です。
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 昭和25年頃に流行ったと言われる、金平糖瓶も欠片を拾っています。拾ったものは図のような拳銃型をしたもので、その一部なのですが、ラムネ色をした薄い瓶です。金平糖瓶に関しては「いろはにコンペイトウ」に詳しく載っています。

 ひょうたん瓶とも言われるニッキスイの瓶もありました。割れた欠片でしたが、広い干潟からそれを見つけだした時はうれしかった。洗って乾かしたら、中も外もきれいに銀化していましたが、喜んで触っていたら、外側の銀化コーティングがパラパラ剥がれ落ち、涙がでそうになりました。

 文房具の瓶もあります。インキ瓶はまだ残念ながら見つけていませんが、のり瓶の欠片を拾っています。どちらもフエキ糊のもので、裏側に「不易」そして「フエキ」の文字が陽刻されたものです。
 ?マークのマジックインキにガラス瓶が使われているのをご存知ですか?現在、まだ太いマジックはガラス瓶を使っていますが、細い方はアルミが使われています。以前は細い方にもガラス瓶を使っていたようで、この細い容器には青い染料でそまったフェルトが入っていました。
 
 他にも古めの小瓶類はいっぱいあります。みやこ染、化粧品のクリーム瓶、乳酸飲料、コショウ、食塩などなど・・・。何から何でもと手を広げはじめるときりが無いので、このあたりで〆させていただきます。
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by uki-puka | 2007-11-25 14:03 | プカプカ通信 | Comments(0)