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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
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プカプカ70・Sep-20-2007

           北海道ウキウキ研修会  はやししげお

 今年もウキウキ研修会が様似で行われたので参加し、その後は北海道の友人たちのお世話になりながら、各地を巡ってまいりました。

 8月31日、新千歳空港に到着した本州組の小島さん、エマさん、私の3人は田中さんのお出迎えで一路、様似のアポイ研修センターへ。研修会初参加のエマさんは、もうすでに頭の中はガラスの浮き玉でいっぱい!すごいテンションが高かったのです。
 研修センターに到着したら、芽室のふじさん、帯広のマキちゃんが続いて到着!

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 9月1日、朝から晴れて暑い日でした。近くの浜を少し歩いた後、観音山、エンルム岬に上って、すっきりと晴れ上がったアポイ岳のスカイラインを見せてもらいました。
 去年、膨大な浮き玉が寄っていた鵜苫には、漁師さんが捨てたと思われるヒトデ、それにヒタチオビ、ネジボラといった貝類の混じった漁労屑にカモメが群がっていました。
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 そこへ私たちが加わり、カモメを蹴散らし、棒きれで漁労屑をつついていましたが、端から見れば、とんでもない人たちでしょう。最後までカモメの邪魔をしていたのは貝好きなエマさんとマキちゃんでした。
 ここでは、網がけされた化け縄用の小さな川口玉を拾いましたが、時化が無いせいか漂着物は全般的に少なめでした。

 次に訪れた浦河博物館を見学中に中司さんが加わり、7人で浦河の浜を歩きました。9月の北海道というのに、歩けば汗が噴き出す始末。漂着物も少なめでテンションが下がり気味・・・そんな時に聞こえてきたのがエマさんの興奮した声!どうも浮き玉を見つけたようです。それも十数個寄せられたようにあったのです。何だか人為的な集まり方、どこかの悪戯小僧が遊んだ痕とでも言えばよいのでしょうか、そんな場所が数カ所ありました。わたしも一カ所見つけましたが、そのほとんどをあたりにまき散らしたり、細かな流木が集積した中に少し埋め戻したり、みなさんに拾ってもらいました。
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 浜を歩いていたら、黄緑色の羽根が風に舞っていました。拾い上げたら、アオバトの胸部の羽毛でした。そしてあたりを見渡すと黄緑の尾羽があったので、鳥好きの中司さんにプレゼント。羽毛の飛んでくる風上には、両方の翼と内蔵の一部がありました。きっとこれはハヤブサにでも襲われたのでしょう。
 後でエマさんがこの翼を拾い、尾羽は中司さん経由でエマさんのところに行ったようです。

 この日、夕方から様似の公民館で貝に関する講演会が開かれることになっていました。ちょうど公民館では、化石と貝の収集家、中津さんが集められた貝が展示してあり、講演会はそれにちなんだものでした。
 公民館で貝展を見学中に本日の講演者鈴木さんが登場です。鈴木さんはマキちゃんと一緒に、貝の同定確認をされていました。
 その間に私は田中さんが見つけた平底シリンダーやら、中司さんがこの夏に見つけたスネークスキンやシールがダーククランベリーになっているモノを見せてもらって、大興奮!何せスネークスキンを見せてもらうのは初めてでしたから。
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 伝説のスネークスキンは、その名前の通り、ヘビ皮模様に例えられるモノです。1960年頃のこと北洋ガラスに、北海道でイサリ漁でタコを捕っていた漁師がやって来て、派手な色をした浮き玉をリクエストしたそうです。
 それに応じて、まず透明な浮き玉を作り、それがまだ熱く軟らかいうちに派手な色ガラスが溶けている中に入れて回転させ、透明なガラスでシールをして徐冷窯に入れたそうです。窯から出したところ、透明ガラスと、後からかけた色ガラスとの収縮率が違ったのか、ヘビ皮に似た模様が表面にできあがったようです。
 スネークスキンでは、緑、赤、オレンジ、黄、青などが知られています。

 さて、公民館では6時半から小林真樹さんが調査された様似の貝相についての報告があり、その後7時からは鈴木明彦さんによる「貝化石が語る北海道の海」の講演がありました。パワーポイントを使ったスライドや実物の展覧を交え、現生の貝から化石の貝、そして海中気候帯の話から、地球温暖化による貝相の変化へと、地球環境までを考えさせられる講演でした。
 そう言う意味では、各地域での貝を収集した貝相の理解は今後に大きく役立つことがわかりました。

 講演会から参加されたえりもの石川さんを加え、その後は9名でアポイ研修センターで酒盛り。みなさんが各地から持ってきたお土産などを交換しながら、楽しいひとときを過ごしました。

 9月2日は3台の車に分乗して、襟裳へ!その道すがらも、ウキ、ウキ、ウキと、飾ってあるウキを見つけてスピードを落とす私たちの車を、地元者はズンズン追い抜いていきました。

 えりもはやはり風の強い町、岬に近づくにつれ、風の強さは増し、気温も低下。駐車場の風の強さに驚き、風の館に逃げ込みました。
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 風の館の展望室からは、ガラス越しにゆっくり観察ができます。ゼニガタアザラシは岩の上で休んでいたり、海中で泳いでいたりとのんびりしていますが、海は荒れているのです。荒れた海をものともしない様子に、去年の漂着物学会総会・懇親会で見た、トド3匹の様子を思い出してしまいました。
 今回、海の中にはなんとラッコがいました。わたしは石川さんがフィールドスコープに入れてくれた個体を見ましたが、やっぱりラッコ!アザラシとは違いますね。でも、アザラシくらい大きかった。もっと小さな動物かと思っていましたが、ほとんど同じでした。

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 その後は百人浜でビーチコーミング。長い浜に降りたとたん、エマさんは走るような早さで満潮線に沿って移動を始め、あっと言う間に視界から消えてしまいました。
 ここでも時化が無かったせいで新しい漂着物は少なかったのですが、河口部のゴミ集積場あたりで、エージングしたガラス玉を拾いました。
 みんなで歩いていても、それぞれの目ぼしいモノは微妙に違いますね。本州から参加した小島さんはクラフトにも使えそうな、貝やチョウチョガイを丹念に集めてみえましたし、エマさんが抱えてきたのは、海上安全と書かれた西方丸、人それぞれですねぇ〜。

 ビーチコーミングの後は、お別れの昼食会!毎年恒例のえりもラーメンを頼みました。これはツブ貝を初め、地元産の海藻などをたっぷりトッピングした美味しいもの、そんな中で石川さんが頼んだのは「ツブ丼」どんなものがやって来るのかと思ったら、親子丼でカシワの代わりにツブ貝を使ったものでした。昼食後駐車場でウキウキ研修会は解散し、再会を約束しました。

 9月3日は中司さんの案内で、小島さんとともに十勝川河口から東に向かった黄金の滝周辺を歩きました。浜沿いに凸凹道を進めると、あたりの景色は海からガスが上がってきて、まさに道東の雰囲気、観光地でもなんでもありませんが、北海道の原風景ですね。
 黄金の滝を上から見下ろし、東側を巻いて浜に降りました。
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 砂質の砂浜は狭く、満潮線のすぐ脇には高さが3mほどの汀崖になっていました。その汀崖の上には植物が繁茂しオーバーハングしている下あたりには直径3センチほどの小穴がいくつか空いていました。それは北の国に多いショウドウツバメの古巣でした。
 満潮線にはアマモの中間が漂着していましたが、そんなに目ぼしいモノは見つかりません。何か無いかと、小島さんと二人で先を急いでいたところ、後ろの中司さんから「あったよ〜!」の声、振り向いたら手にはガラス玉が・・・アマモの中に混じっていたようです。
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 最初の目ぼしいモノは、フルマカモメの漂着死体でした。名前にはカモメとつきますが、カモメの仲間ではなく、オオミズナギドリの仲間になる海鳥です。
 ちょっと短くて厚ぼったい感じの嘴が特徴です。日本で見られるほとんどは、こうした暗色型ですが、アラスカのプリビロフ諸島で見たフルマカモメは、カモメに似た淡色型でした。

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 小島さんと並んで歩いているとき、彼女の足許にシリンダー浮き発見、わたしが大きな声を揚げてしまったものですから、優しい彼女は「キングに譲ってあげる」と・・・コケムシに被われたシリンダーは、私の手許に。(小島さんにはウキウキングとも呼ばれている)
 黄金の滝に到着して見上げれば、上から見下ろしたたときよりも落差を感じませんでした。滝の周囲は漂着した流木が重なり、浮き玉が混じっていそうな雰囲気。でも、ここも拾われた後で、何もみつかりませんでした。
 小島さんはズンズン先に行ってしまい、スケッチをしていたら、中司さんも遠くなり、慌てて追いかけました。そして中司さんのしゃがんでいる所に行ったら、黒っぽい鳥の死体。それも嘴が朱色!!これエトピリカ!!一気にアドレナリンが吹き出しました。
 だって私は昔々鳥好きで、道東の大黒島でエトピリカを見たものの、あまりの遠さに満足できず、至近で見られると聞き、アラスカ・プリビロフ諸島のセントポール島まで行ったヤツですから。
 嘴の大きな夏の鞘は外れていますが、まさにエトピリカ、埃臭いような、油臭いような臭いも気になりません。
 およそ20年ぶりのエトピリカとの再会、死体でしたがうれしかった。

 その後もしばらく歩きましたが、雨が徐々に強まってきたので車に戻ることにしました。濡れるのが嫌で、早足でわたしは戻ったのですが、途中から足跡が増えていることに気づきました。誰か歩いている・・・車に戻ったら、案の定マキちゃんがやって来ていました。小島さんは帰りの道すがら、浮き玉とシリンダーとを拾われ、わたしは何処を見て歩いていたのだろう?と自問自答。ウキウキングの名前も返上しなきゃいけませんかね?
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by uki-puka | 2007-09-16 12:14 | プカプカ通信 | Comments(6)