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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
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プカプカ56・July-27-2006

          新型漂着浮子      池渕正明

 皆様ご無沙汰しています。徳島の池渕です。
 昨年全般に浮子の不作にあえいだ鹿ノ首でしたが、今年は5月ごろから漂着数が増えてきました。
 今回見ていただきたい浮子は、2006年6月14日に鹿ノ首岬東浜北部にあがったものです。写真にありますように、全長10.9cm、幅1.8cmで、順友魚マークの裏面の船形が変わっています。さっそく林さんに見ていただいたところ、新型だということで投稿させていただきました。
 浮子採集の楽しみの一つは、新型を発見することです。たまにこういうことがあると、とてもうれしいです。
 では皆様、お体に気をつけて暑い夏をお過ごしください。
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           鹿ノ首に漂着した新種オレンジ浮き  資料提供:池渕正明
from Editor
 しばらく新種オレンジ浮きの報告がありませんでしたが、30号でも俊雄ウキを発見された池渕さんから、また新種発見の報告が入りました。今、黒潮が日本に寄っているようで漂着物も多いようですが、オレンジウキといった基本的なアイテムをしっかりチェックされている彼には、頭が下がります。これからも調査をよろしくお願いします。




     越前海岸で拾った刺し網などのウキ   はやししげお

 このところ、珍しい浮き玉の話題が続きましたが、本州の海岸ではなかなか拾えません。そんな日本海側・越前海岸でこの冬に拾い上げたウキに付いて報告します。
 この越前海岸とは、福井県越前町の海岸だけでなく、越前岬から東尋坊、そしてあわら市の北潟海岸あたりまでを含みます。
 ここに図示したウキは全て実物大に描いてあります。
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 Aは「ハイトップ」の一体成形をしたプラスチックウキです。この形は昔から底刺し網に使われた木製のウキを模して作られており、浮子綱(あばづな)に結束するためのノッチの位置もそのままです。プラスチックの色は赤茶色で、全国的に拾えるモノでしょうね。このウキは付着生物が多く、カサガイに似たもの、サンカクフジツボ、それに2種類のカンザシが付着していました。

 ここにあげたB/C二つのウキはブルー紡錘状ウキと呼ばれるモノですが、ちょっと小ぶりのモノです。Bの「大三洋興業」とあるのは、ABS樹脂製で、オレンジウキと同様に二枚のプラスチックを接着したものです。ブルー紡錘状ウキのほとんどが一体成形の中国製ですが、これは簡体字が使ってないこともあり、台湾製のようです。
 Cの「淅江慈渓」は簡体字が使ってあることから中国製と思われます。これは一体成形で作られており、色はブルーではなく黒でした。
 こうした紡錘状ウキは非常に多く漂着しており、最近では拾うことがあまりないのですが、新しい製品も出ているようです。ここに示した小さいブルー紡錘状ウキはともかく、大きい方は、数が多すぎて、拾い上げることすらなくなってしまいました。

 Dは漁師さんの自家製ウキです。自家製と入ってもゼロから作るのではなく、樹脂製のバナナウキを切って作ってあります。バナナウキのエージングの様子からは、使わなくなったバナナウキを再利用したと言うより、漂着したモノを加工して作ったのではないでしょうか?加工方法はバナナウキを縦に半分に切り、浮子綱と結束するためのノッチを刻み入れてあります。こうした古びたウキの再利用を見るにつけ、手間はかけるが、お金はかけない節約の知恵が、うかがえます。こうしたことは環境にも優しい作業なのですが、海に捨てられた大量の集魚灯などのバルブ・・・との矛盾を考えてしまいます。
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 Eは一昔前、ちょうど昭和30〜40年代に多く使われた刺し網のウキです。赤茶色をした合成樹脂の貫通円筒型ウキです。こうしたウキは昭和30年代に普及しました。この時代、それまで使われていた天然素材の網に代わって合成繊維の網が普及しました。そのときウルシ浮子にかわって、合成樹脂のウキも一緒に普及したのです。

 Fは北海道の皆さんにはおなじみ、DONANウキです。これは上のウキと同様に赤茶色の合成樹脂でできており、形状は緩い紡錘状で中央には浮子綱を通せるように貫通しています。DONANウキは、道南ウキとして北海道南部を中心に使われていることが知られています。まだこれが知られる前は、DONANを「渡難」(どなん)と読み、南西諸島のモノでは・・・と言われていた頃がありました。
 さて、このDONANウキ、どのようにして越前海岸に漂着したのでしょうか?
・ 北海道から、対馬暖流の反流だけを上手く乗り継ぎ南下した。(ホンマかいな?)
・ 北海道を出漁した漁船が日本海で操業し、そこでウキが流出し越前海岸に漂着。
・ 北海道からガラスの浮き玉と一緒に黒潮に乗りアメリカにし海岸沖へ、そこからカリフォルニア海流、北赤道海流、対馬暖流と乗り継ぎ、大平洋を一周し、越前海岸に漂着。
 皆さんなら、このうちどのシナリオを選びますか?


 Gはベトナム製のキャンディーウキです。このウキは劣化が激しく、魚の図柄がある反体面の文字はほとんど読めませんでした。この樹脂は灰色をしていましたが、エージングのせいで変色していたのかもしれません。
 越前海岸へはこのキャンディーウキが時々漂着しています。このウキは黄色、赤色、緑色などが多く、モノフィラメントの太いテグス状の浮子綱に結束されているモノも漂着しています。

from Editor・その2
 夏場はビーチコーミングに向かない時季ですね。歩くとしても早朝か夕方でないと、体が持ちません。そんなわけで浜が近くにないと、難しくなります。夏の休日で、浜辺にいることがあれば、ビーチコーミングを楽しめますね。昼間はゲストハウスでのんびり読書と昼寝、そして朝と夕にはビーチコーミング、いいなぁそんな生活!!
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by uki-puka | 2006-07-26 21:38 | プカプカ通信 | Comments(0)

プカプカ55・July-1-2006

   れきぼう・石井先生と行く島巡り  「平戸に遊ぶ 南蛮紅毛の夢]

 長崎県平戸島と生月島の旅(2006年5月30日〜31日) 
福岡県 石村陽子

 「れきぼう」の石井先生と行く島めぐりシリーズも今年で7回目。今回は、「平戸に遊ぶ 南蛮紅毛の夢」と題して、長崎県の平戸島と隣の生月島を訪れた。何年かぶりに新入会員も一人迎え(会員募集中)、楽しく島巡りをしてきたので、その様子をお知らせしたい。
 午前9時、宗像市中央公民館を出発。石井先生は、バスのなかで、通り道のまわりに広がる遺跡や歴史などの説明をしてくださる。福岡から平戸までの間、博多湾から今山(古代の石斧生産地)〜糸島前原(伊都国)〜途中「太閤ラーメン」(?)〜唐津(名護屋城)〜伊万里・腰岳(黒曜石の産地)〜松浦(末盧国)などと続き、歴史のことには事欠かない。先生の説明も途切れることが無いくらいだ。この海岸線沿いは歴史の宝庫だなあと、改めて感心した。
 4時間ほどで平戸大橋を渡り、平戸島到着。平戸城と松浦歴史資料館、ザビエル聖堂など見学。狭い石畳の道を登り、瓦屋根の石塀越に見える青い海の風景は限りなく明かるい。
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                   平戸城
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                  ザビエル聖堂


 異国情緒をたっぷり味わったあとは、今日のメインイベント会場の浜辺へ。島を横断して、平戸でいちばん美しいといわれる根獅子(ねしこ)の浜に到着。海はきれいで、浜辺もきれいで、漂着物はあまりなかった。それでも古そうで粋な模様の陶片や貝殻を拾ったりして、きれいな夕陽を眺めた。先生は、軽石と鯨の骨を拾われた。
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                根獅子の浜でBC


 そして、またバスに乗り込み、延々と山道を走り、今宵の宿・千里が浜温泉「ホテル蘭風」に到着。ホテルの人からショーがあるので早く!といわれ、いそいで温泉に入り、宴会場へ向かう。なんと生き作りショーが始まっていて、舞台のまな板の上で、ブリかブシューと捌かれていた。あとで、おすそ分けがまわってきた。
 慣れないことには失敗も多いが、新入会員のMさんは、焼肉用の平戸牛を焼かずに生で食べた。一瞬ざわめきが起こり、石井先生もクスクス笑っている。「ん?刺身かと思った。いやー、なかなかおいしかったよ!」というMさんとみんなの笑い声。その後、腹痛の訴えもなく、ビールのあと、平戸のじゃがいも焼酎、そして、秘蔵の赤ワインも賞味して、波の音を枕に眠りの世界へと・・・
 目覚めて翌31日は、生月島へと渡る。朝食も済み玄関にみんな揃う。先生が、ニコニコと朝一番に拾ってきたものを見せてくれた。「うわー!さすが、先生!」大きなヤシの実、古びて欠けた洗濯板、それから、海草の引っ掛けモン。これは先生が一番気に入ったもの。東南アジアのどこかの国製で、海草を引っ掛けて、引き寄せるための、木で作った鎌みたいなものである。刃のところにはちゃんとギザギザがつけられている。今度の夏の企画展で展示しよう!と先生嬉しそうである。ロビーで、ワイワイガヤガヤとこんなモノで喜んでいる私たちって?
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                 海草の引っ掛けモン


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             ココヤシを片手にバス内で説明される石井先生



 さて、いよいよ平戸島の北西端から新しく出来た生月大橋を渡る。すぐに「島の館」(クジラの博物館)へと着く。高台に、思ったよりきれいな建物。入り口にはクジラの母子のモニュメントもかわいい。さっそく中に入る。と、生きのいいお兄さんが出迎えてくれ、予定時間を聞かれ、1時間と答えると「さあ、こちらへどうぞ!」さっそうと案内してくれた。
 この博物館は、4つのゾーンに分かれていて、捕鯨ゾーン、カクレキリシタンゾーン、島の生活ゾーンと、シーファンタジックアリーナゾーン(剥製の水族館)がある。それぞれ、とても素晴らしい展示であった。まず、江戸時代に西日本最大の規模を誇った益富捕鯨の様子を表したジオラマはすごい迫力で面白かった。クジラの生殖器もあった(デカイ!)。
 カクレキリシタンゾーンは、昔の民家をそのまま持ってきて、部屋を再現している。当時は神も仏もキリスト様も全部一緒に祭ろうじゃないかということで、キリストは納戸に祀られていた。なので、隠れというと暗いイメージだが、そうではなく、全部いいよ!というおおらかな気持ちでの信仰だったらしい。ただ、全部のお祭りをするので、行事はたいへんだそうだ。
 最後に、シーファンタジックアリーナゾーンはとても楽しかった。これは、生月島の沖合いや近海で獲れた魚の剥製を海の中にみたてた空間に展示してある。でかいカジキやマンタもあった。そして、珍魚リュウグウノツカイも空間を泳いでいた。
 楽しい展示の数々であったが、なんといっても一番良かったことは、若いスタッフ久川慶太さんかもしれない。軽快な語り口で説明も楽しく、また歌も上手で最後に「生月音頭」で大いに盛り上がった。いまどきの博物館は、こうでなくっちゃ!という見本を示してくれたようだった。つまり、「田舎の片隅にポツンとある」だけではなく、生き生きと活動して人が集まり楽しめる場所にしよう!そんな意思を感じた。
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                  クジラの母子像


 さてお土産も買い込んだところで、今度は生月島の島巡りだ。本当にきれいな緑と青い海が広がる。いいところである。途中で漂着物が多そうな浜辺を見つけ、海岸に下りた。漂着物はあまり無かったが、潮風に吹かれるだけでも気持ち良い。島の突端の大バエ灯台や、柱状節理の断崖などをめぐり、お昼は、生きのいい生月島のお刺身定食で大満足したところで島をあとにした。
 先生も今回の旅では、良いお土産を手にすることが出来満足そうであったが、バスを降り家路につくとき、大きなビニル袋をいくつも手に提げているので「恥かしいなぁ・・」だそうだ。でも先生、大丈夫ですよ!サマになってます!
 今年も元気に(中高年グループなのでこれが大事)楽しい島巡りができて、本当に良かった。未知の島を求めて、来年はどこに行こうか?今からもう楽しみにしているところである。





     天売焼尻小紀行              鈴木明彦

 2006年6月初旬、北海道北部の日本海側に浮かぶ小さな二つの島、天売島と焼尻島(地図参照)に行ってきました。主な目的は両島の地質見学でしたが、海岸の漂着物を見る機会もありましたので、ご紹介したいと思います。
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 初日は羽幌町の熊谷旅館に泊まりました。羽幌郵便局近くの宿で、羽幌港のフェリー乗場までは、クルマで5分くらいの場所でした。天候はずっと雨でしたので、一抹の不安がありましたが、明日のフェリーが出ることを願って早めに休みました。
 翌日羽幌港8時30分発のフェリーおろろんに乗船しました。思ったよりは小さな船ではなく、多少安心しました。波の高さも1mということで、船にあまり強くない私にも楽勝でした。冷ややかな風が吹く日本海を眺めているうちに、9時30分頃焼尻港に着きました。
 焼尻島は、周囲約12km、うっそうとした森林が島の東部をおおっています。特に海洋性気候で成立したオンコ(イチイ)の林が有名です。この島はほとんどが火山岩でできているため、海岸には岩場が続いており、浜辺は限られています。岩場と岩場の間の礫浜には、多くの漂着物が見られました。今回私が歩いたのは東側の東浜と南側の白浜海岸です。
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                  東浜(写真1)
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                ガラス浮き(写真2)


 東浜(写真1)は、岩場に面した小さな礫浜でしたが、漂着物の多い浜でした。ここでは、うち捨てられた漁網の中にたくさんのガラス浮き(写真2)を見つけました。時間もなかったので、8個ほど採ってやめました。一方、白浜海岸は、夏は海水浴場になる海岸で、プラスチック製品、発泡スチロール、ペットボトル等の多量の漂着ゴミ(写真3)がありました。しかし、めぼしい漂着物は見つからず、気になったものといえば韓国製ウチワ(写真4)くらいでしょうか。その後、焼尻港に戻り、午後のフェリーで天売港に向かいました。
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               多量の漂着ゴミ(写真3)
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               韓国製ウチワ(写真4)


 天売島は、周囲約12km、島全体が海鳥の繁殖地として有名です。特に西側の海岸では、ウトウ、ウミウ、ケイマフリなどが観察できます。また、日本で唯一のオロロン鳥(ウミガラス)の繁殖地としても知られています。この島もほとんどが火山岩でできており、海岸には急な岩場が続き、浜辺はわずかです。今回私が歩いたのは北東側のロンババ海岸と南東側の前浜です。
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               ロンババ海岸(写真5


 ロンババ海岸(写真5)は、予想外に小さな礫浜で、漂着物もわずかでした。この浜のまわりは人工的に護岸されているので、あまり物が寄らないのでしょう。また、前浜も漁港に隣接した海岸なので、やはり漂着物は少なめでした。ただここにもうち捨てられた漁網があり、ガラス浮きを2個見つけました。その後雨が強くなってきたので、散策をあきらめて天売港近くの旅館に戻りました。
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          オロロン鳥のモニュメント(写真6)


 翌日は久しぶりに良い天気となり、早朝北側の観音崎に出かけました。ここでは、ちょうど繁殖時期のウミネコの大群を見ることができました。断崖を飛び立つウミネコの群れは見事なものでした。その後、天売港のオロロン鳥のモニュメント(写真6)に見送られて、島をあとにしたのでした。プカプカ53号の中司さんたちの浮き玉300個!というのは驚異的ですが、道北の海岸はガラス浮き探しには魅力的な場所といえるでしょう。



        陶片と浮子の町、鞆港      久保 公子

 広島県福山市の鞆は古くから港として栄えた土地で、江戸時代の港湾施設がすべて残っている貴重な場所です。
 6月10日と16日、私はここへ陶片を拾いに行きました。埋立計画があり、近い将来消えてしまうかもしれない場所や、雁木のある中心部の海岸からは17世紀の日本製の青磁や、18世紀のくらわんか茶碗なども見つかりましたし、保命酒の産地だけあって、狸をかたどった徳利など、戦前の陶製保命酒瓶の破片が山のようにありました。陶製の沈子も多くて、4.5cm前後の、細長い素焼きの小さなものがほとんどでしたが、一つだけ、自然釉が掛かって美しい5cm程度のものも見つけました。素焼きの小さいタイプは呉市吉浦の河口でも、網についたままの状態で転がっていたのを見たことがありますので、比較的最近まで使われていたのかもしれません。

 古い町並が残っている鞆の町は、狭い通りを、行き止まりかなとか、私有地かなあとか、迷いながら歩くのも楽しいです。防波堤の上や海岸端の家のそばには、拾ったものより大きなサイズの陶製沈子が、綱に幾つも繋いだ状態で置かれていて、現役で使われているようでした。
また、洗剤のプラスチック容器を利用したリサイクル浮子も見つけました。
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                   陶製沈子
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                 リサイクル浮子


 ウキウキ研究会的に見ておもしろかったのが、鞆城跡に建っている鞆の浦歴史民俗資料館です。貝殻製のイイダコ用蛸壺や船霊様など、漁業関係の展示が豊富な中に、たくさんの浮子と沈子もありました。網掛けしたガラス浮子や、平たい石に穴を開けて綱を通した沈子がありました。この沈子は、鞆から連絡船が出ている走島で私も拾っています。木製やコルク製の大きな浮子は、サバ漁や鯛しばり網漁に使ったものだそうです。特に目立ったのは、木製の浮子を二つくっつけたような、変わった形の大きなものでした。説明には、大玉さん(網霊様)とあり、「大仕掛けな網の中央につける浮子。旧暦正月11日には網元の床の間にこれを安置し、大漁祈願する」とありました。
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                 大玉さん正面
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                 大玉さん横


 写真撮影禁止の鞆の浦歴史民俗資料館で、だあれもいなかったので盗み撮りしてしまいました。みなさんには珍しくないかもしれませんが、私もウキウキの会員、見つかったら船番所に連れて行かれ、きっとハリツケになる危険を冒して撮って参りました。
 鞆は陶片的にも浮子的にも楽しい町でした。
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by uki-puka | 2006-07-01 00:00 | プカプカ通信 | Comments(6)