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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
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プカプカ通信67・Jul-20-2007

  発見!「釧路浅原製」浮き玉    らむね  はやししげお

 先号に引き続き、新しいマークの話題です。新しいマークの発見はなかなか無いのですが、こうして出るときには、出るものなのですねぇ〜!このマークは、これまで文献や浮き玉を扱ったサイトにもまだ出ていないモノのようです。

 5月22日に、わたしの浮き玉ブログ「Beachcombing for Japanese Glass Floats」に「らむね」さんというハンドルネームを持つ方から、コメントが入りました。 ブログに載っていない「釧路浅原製」という陽刻が入った浮き玉があると言うことなので、早速その写真を送ってもらいました。
 メールの添付ファイルで届いたデジカメの写真を見たら、釧路浅原製と言う文字が、右側から陽刻されており、その上下には線も2本入っています。文字が右から書かれているものは、ちょっと古いモノになりますね。
 ここまで出元がはっきりしている浮き玉は少ないので、ついうれしくなってしまい、「らむね」さんに再度メールをして、詳しいことを教えてもらいました。
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    右から釧路浅原製と陽刻の入った浮き玉 らむねさん提供

 この浮き玉は、直径が7センチほどの球形をしており、球の赤道部分に文字が入っており、その上下には平行線が陽刻されています。平行線は釧から製の文字のあたりまで伸び、囲んではいません。
 ヘソは上にありますが、ここにはマークはありませんでした。
 この浮き玉は、「らむね」さんが5/20羅臼の海岸で拾われたものです。「らむね」さんは時間があると海岸にガラス玉を探しに行かれているそうですが、さすがにこの浮きを見つけたときにはドキドキされたようでした。
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     文字の上下に平行線が見える らむねさん提供

 さて、北海道ではこれまでに2種類のアサハラとカタカナで陽刻されたマークが見つかっていますが、この釧路浅原製浮き玉は、浅原硝子の系譜をたどる上で、非常に貴重な資料だと言えます。

 芽室にお住まいの中司さんは浮き玉研究を続けられ、昨年は小樽の浅原硝子訪問、そして秋の漂着物学会ではその様子などを報告されています。中司さんから頂いた資料を元に、浅原硝子のことをまとめてみます。

 初代浅原久吉さんが小樽に窯を構えられたのが明治33年、二代目の息子さんも久吉を名乗り、昭和9年に今の浅原ガラスがある天神町に工場を移設しています。この時期に弟の久重さんが販売部門の会社を興し、それが今の北一ガラスの前身となりました。その後昭和42年、二代目久吉さんの長男陽治さんが社長になっています。
 最盛期には、浅原一族は北海道各地で浮き玉を製造していました。
 初代久吉さんの弟、次男の豊吉さんが旭川(旭マークの旭川ガラスの浮き玉はこの工場で作られていた)、三男の安三郎さんが室蘭に工場を持っていました。そして初代の甥にあたる真太郎さんが稚内や釧路で工場をひらかれていました。二代目久吉さんの妹の夫も、樺太・真岡で工場をひらいていたと言うことです。
 釧路に行った真太郎さんが浮き玉を作っていたと思われるのは、昭和20年前後の短期間で、その後、会社は内田ガラスになります。
 こうした意味でも、この浮き玉が発見されたことは大変重要です。

 中司さんによる浅原陽治さんからの聞き取りによれば、小樽の浅原ガラスではマークや文字を入れたことはないそうです。旭川では、「旭」マークを付けていたわけですので、消去法でいけば、カタカナのアサハラを入れていたのは、室蘭、稚内、樺太となります。
 室蘭では、浮き玉しか作っていなかったと聞いています。そうであれば、膨大な量の浮き玉が文字入りになるはずですが、カタカナのアサハラはそんなに広く分布していません。樺太は、嫁入り先なので、戦前の様子からアサハラを名乗る事は少ないと思われます。
 真太郎さんは釧路から稚内に移って昭和20年頃から工場を始められたようなので、釧路同様に名前を入れていた可能性があります。これを裏付けるかのように、今年のGW中に行われた浮き玉3人娘の道北ツアーでは、稚内エリアで大量のカタカナのアサハラを見つけています。
 釧路浅原製にカタカナのアサハラの秘密を解き明かす鍵があったようです。
 
参考文献 
中司光子・のらつうしん、560〜567、2006
中司光子・小樽浅原硝子訪問記・漂着物学会会報どんぶらこ20号別冊p9〜12、2006
寺林伸明・北海道のガラス・北海道立近代美術館紀要5・6号、1983



         変なシリンダー型ガラス浮子 石川慎也

 昨年の10月7日に北海道に大きな被害をもたらした爆弾低気圧は、えりも町内でもサケ定置網や昆布漁船に大きな被害をもたらしました。私がいつも歩く百人浜も、浜の地形が大きく変わり、大量の漂着物が打ち寄せられました。えりも町と広尾町を結ぶ黄金道路(国道366号線)でも、道路の上に大量の漂着物が打ち寄せられ、漂着物学会参加者の中には、道路の上でガラス浮子を拾われた方もいました。
 10月20日に、その黄金道路のえりも町側の境付近を流れる浦路川付近も、道路の山側に大量の漂着物がたまって所をガラス浮子を探しに行きました。河川敷や笹ワラの中から10個のガラス玉浮子と3個のシリンダー型ガラス浮子を拾うことが出来ました。
 その中の一つが写真のような変なシリンダー型ガラス浮子でした。長さは、158mm、太さは最大55mm、右くびれ40mm、左くびれ36mmでした。拾う時は、普通のシリンダーと思い写真も撮らず、整理もつい最近までほかっていました。しかし、田中さんの平底シリンダーほど素敵な浮子ではないと思いますが、ちょっと気になりだしプカプカに投稿することにしました。
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えりも岬で拾われた東北型と魚雷型の間の子? 石川さん提供

 私は、東北型か魚雷型浮子と呼ばれるタイプの失敗作かなと思うのですが。どうでしょうか。

from Editor:このシリンダー浮きは、基本的に真ん中が膨らむ東北型をしています。ところが、シールをする方の端が尖って、魚雷型(torpedo)になってしまったものでしょうね。他にも色々なバリエーションをお持ちでしたら、ぜひ教えて下さいね。よろしくおねがいします。


          哀悼 浅原陽治さん逝去
 日本で最後まで漁業用の浮き玉を作り続けていた浅原陽治さんが、2007年1月12日、享年72歳で逝去された。
 昨年秋の漂着物学会えりも大会で、中司光子さんが報告されたように、浅原さんは体調を崩され、浮き玉は吹けない様子とのことで案じていましたが、早い逝去に驚いてます。
 さて、このニュースをわたしが知ったのはつい最近のことでした。それもちょうど北海道でNHK札幌放送局が製作した、浮き玉をモチーフにした「雪あかりの街」が放映日、2007年5月25日午後のことでした。
 このドラマは、中司さんからビデオを送ってもらい見ることができました。ドラマの後では、そのメイキングが15分ほど流されました。1月に陽治さんが亡くなって、ドラマロケは頓挫しそうになったのですが、息子さんたちの尽力により工房は立て直され、窯も整備され、実際に浮き玉が吹けるようになりました。
 一つうれしいニュースが中司さんから、もたらされました。それは小樽を離れていた長男の宰一郎さんが、小樽に戻られ、工房が再び動き出すようなのです。詳しいことが分かり次第、またお知らせしますね。
 最後になりましたが、浅原陽治さんのご冥福をお祈りいたします。
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by uki-puka | 2007-06-21 22:04 | プカプカ通信 | Comments(0)
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