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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
by uki-puka
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プカプカ-57

           ノーチラス       加藤詩邦

 ヴェルヌの小説の中でも一際暗い色彩を帯びる「海底2万マイル」
 人知を超えた万能のひと、ネモ船長が真の仲間を率いて大海をゆく。自在の船の名はノ−チラス号。
 胸躍らせて読んだ子供の頃の思い出は今も色褪せない。海辺の暮らし、台風の停電の時などは蝋燭の明かりで今もページを繰る。
 私は打上げの貝には残念ながらあまり興味がない。よほど綺麗なものなら持ち帰って硝子瓶に詰めてオブジェにするくらい。そんな私でもネモ船長のノーチラスだけは例外で、ぼろぼろの破片でも必ず拾ってしまう。私だけではない。地元のビーチコーマーにも、もちろん移住者コーマーにもオウムガイは人気があって、なかなか拾うことはできない。地元の知り合いに聞けば5、6年前に沢山漂着した時があったのだという。私はその少しあとに引っ越してきたから大量漂着に出会えず残念であった。なんといって、1年に1個ほどしか拾えないのだから。

 8月に入ってから2週間以上も弱い西風が吹き、漂着物もほとんどあがらない日が続いた。例年の南の島では珍しいことであるが、20日の午後に急に風が変わった。いそいそと浜歩きに出かけると、小さな流木やペットボトルにエボシガイのついたものが漂着しはじめていて、浜の奥まで歩いていくと、なんと久方ぶりのオウムガイがぽつり打ち上がっていた。一面に緑の藻がついて小さなエボシガイも付着している。
珍しくカメラを持っていたので下手の腕でなんとか撮影して、いそいそと家に持ち帰ったのだった。
 せんにオウムガイを拾った時は、そのあとしばらく種子の類いがたくさん漂着してきたのだった。期待をこめてビーチコーミングに精を出す毎日だが、あれからタシロマメを一つしか拾っていない・・・

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     写真は漂着したてのオウムガイ。今まで拾った中で一番完品に近い。

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      もう一枚の写真は今までに拾った全てのオウムガイ。
       一番小さい破片からは中の気室の様子が良くわかる。



             石井会長宅訪問記    はやししげお
 みなさん、ビーチコーミングのやりにくい暑い夏場は、どのように過ごしてみえましたか?わたしは日の出から2時間ほど歩いたり、貝拾いで済ませていました。
 さて、8月下旬に、調べたいモノがあり福岡の石井先生宅を訪問しました。
 そして、有名な「海の館」に潜入することができましたので、その時の様子をお知らせします。
 海の館は石井先生のお庭に建てられた、漂着物の博物館です。これまでも雑誌などで紹介され、夢にまで見た館でした。
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 木製の扉を開けば、鼻腔に広がる微かなナフタリンの匂い・・・これまでにおよそ40年間、収集された漂着物の存在感は、鼻からやってきました。
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 そして棚に居並ぶガラスの標本瓶、標本瓶、標本瓶、標本瓶、標本瓶、!!四次元の標本瓶です。わたしの集めている漂着物なら、せめて三次元までですが、それに時間の重みが加わって漂着物に圧倒されてしまいました。
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 写真を見て、想像してはいたものの、圧倒的な存在感に初日は、撮ろうと思っていた写真も撮れずじまい・・・降参してしまいました。
 そして二日目の朝、やっと我に返り、お願いしていた資料を撮影させていただき、やや冷静になって中を見ることができました。
 海の館の面白さは、漂着物だけではありません。漂着物に関連した書籍、それに数多くの模型もあります。ウミガメの甲羅の脇には、可愛いフィギアのウミガメがあったりと、先生はこんなモノまで集めてみえました。
 そして海歩きの記録、イラストや写真を満載したフィールドノートも見られるようになっていました。このようにして海の館では、好奇心さえあれば手に取った漂着物から、次のモノへ、次のモノへと、実物で辿って行けるのが醍醐味です。
 インターネットのサイトでは、リンクを使ってバーチャルに辿ることはできても、実物で辿ることはできませんからね。

 二日目、学会のため福岡入りしていた鈴木さんも加わり、博物館見学やビーチコーミングに連れて行ってもらいました。このときお世話になったのが、れきぼうの石村さんと辻さんでした。お二人には運転手やらガイドをしていただき、九州不案内なわたしでも、安心して楽しい時間を過ごすことができました。
 北九州市若松区の海岸は、石英質のきれいな砂浜でした。あいにく漂着物の少ない夏でしたが、いくつかの面白いモノに出会えました。千畳敷のあたりでは、およそ3000万年前の芦屋層群の地層が露出しており、潮の引いた岩礁部にはキリガイダマシやツノガイの仲間の化石が見られ、浜の礫には珪化木がたくさん混じっていて、楽しいビーチコーミングができました。
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 遠賀川河口東にある芦屋町の山鹿(やまが)では、アシヤニシキの化石を探したあとで、夕日を見ながら海鮮焼きとビールに舌鼓!!もう最高です。

 石井先生が40年ほど前から歩かれた、漂着物の原点とも言うべき花見の浜も歩いてきました。テトラポッドが投入され、堤防ができていましたが、まだ寄り物のある砂浜も残っていました。
 そこはフジノハナガイとナミノコガイの天国でした。汀の小石?と思ったモノはほとんどがそうした波遊びたち。わたしはこれほど多くの波遊びにであったことはありません。もし、わたしの地元なら、潮干狩りをして、味噌汁の出汁になってしまいそう。10分もやれば、味噌汁一回分の量が獲れるくらいでした。
 砂団子を作るスナガニの仲間の巣穴が砂浜に無数に空いていました。砂浜の表面は石英質なのですが、砂団子は黒いのです。先生の説明によれば、白砂の下部層に砂鉄層があって、砂団子が黒くなるのでした。このように花見の浜は、生物相の豊かな浜で、ベニガイ、テングニシといった貝の打ち上げも見られました。
 
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 もう一つ、忘れられないモノがあります。それは石井先生のお宅で、朝食に出された「おきゅうと」でした。エゴノリを原料にして、磯の香りが微かにして、ひんやり、そしてスルッとした食感。実は本で読んでから、これが食べられないものかと、密かに期待していました。
 鰹節削りに生姜をのせ、ポン酢をかけた「おきゅうと」が出たとき、感激でした。そして「ところてん」とは違った、海のうまみが口に広がり、とても幸せな朝を迎えることができました。
 今回の旅、ずっと案内して下さった石井先生をはじめ、奥様、それに綿密な計画を立て案内していただいた石村さん、辻さんあっての旅でした。
 これまでずっと遠いところに思っていた九州でした。けれども、新幹線で3時間半、それにみなさんのもてなしで、距離がずっと縮まってしまいました。
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by uki-puka | 2006-09-10 00:00 | プカプカ通信 | Comments(0)
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