プカプカ48・Feb-1-2006 |
越前海岸でのクリスマスプレゼント 鷺森 ゆう子 昨年の12月に東京から愛知県へ引っ越してきて初めて足を運んだ海岸は、福井県の越前海岸でした。ウキウキの林さんに、「この日の天候はいいぞ!これをのがしてはなるものか!!」と、誘われ連れて行っていただきました。 この日はクリスマス。数日前に東海地域では記録的な大雪。連日雪が降っていたため、高速道路脇の木々も遠くの山々も美しく雪化粧されていました。 林さんの愛車で高速をビュンビュン飛ばし、出発から約2時間半で到着。完全防寒をして浜へ降り立つと、キーンッとする日本海の冷たい風が吹きかかり、唯一露出している顔がピキッっと引きつりました。 海に来られただけでもとてもうれしくてワクワクしている私と、慣れた手つきでビーチコーミングの準備をする林さん。歩き始めたその時、「あっ!」と、林さんがガラスの小さなウキ玉を発見。その後も次々と面白いものを発見するたびに「あっ!、あっ!、あっ!」と声を上げ、着々と漂着物を獲得していました。そんな林さんを観察していると、今度は急にスーッと横へ移動し、しゃがんで静かに立ち上がりました。何かを拾い上げたようですが、振り返りもせずそのままもくもくと前進して行きます。近くでやはりビーチコーミングをしていたおじいさんの姿が見えなくなったところまでいくとやっと足を止め、振り返る林さん。途中で状況が飲み込めた私はおかしさのあまり、その後ろ姿に笑ってしまいました。 その手にはしっかりとガラスの大玉が抱かれていました。「よし、リュックにしまうぞ。」ビーチコーマーの沈黙の戦いを目の当たりにしました。そんな様子を見続けていると、「私も何か見つけたい!」という思いがひしひしとわいてきて、砂からちょっぴり顔を出しているものにもさらに目を凝らしながら歩きました。 浜歩きを始めてどのくらい時間がたったときでしょうか、砂から顔をだしているその光が目に入った瞬間、体全身の細胞に緊張が走り、私の体もダッシュしていました。 ありました!ガラスウキの大玉が!!! 直径28cm 林さんいわく日本製とのこと。付着物も歪みもなくきれいな球の状態でした。しっかりと胸に抱えその感触をじっくり味わっていると、体中が熱く鼓動がドキドキいっていました。 続いて鷹州海水浴場に移動。自分では拾えませんでしたが、林さんからアオイガイをもらいました。形状がそれほど崩れていないものが2個と、かけらがいくつも散乱していたのでその他にもいくつも漂着していたようです。 これまで海岸に行ってもあまり拾い集めるということをしなかった私ですが、初の越前浜歩きで、ガラスウキの大玉やアオイガイを手にしてしまっては、やめられませんね〜。 最高のクリスマスプレゼントでした。海の神さまありがとう! 林さんありがとうございました!! ウキウキバードテーブル 様似町 田中 正人 浮子の中で一番拾いたいものと言えば、誰しもガラス玉の大玉ではないでしょうか。北海道でもそう簡単には拾うことはできません。私も今まで3年間で3個拾えましたがマグレか奇跡的なことです。 現在普通に拾えるのは、プラスティックの大玉です。私は多少重たくても拾ってきてしまいますので、家の周りは浮子の家状態です。ちなみにお隣は漁師さんですけど、ダントツに勝ってます・・・? ただ貯めて置いてもどうしようもないので少しずつ加工していますが、ほとんどは花を植える「ウキウキプランター」で4種類ほど作り、ご近所にも配りました。他に加工するものは無いかと考え、以前バイナリー小林さんの家で見た「ウキウキバードテーブル」を真似して造ろうと思いましたが、小林さんのものは家の周りの大きな木々にぶら下げるタイプでカエル型の浮子を利用しています。でも私の家の周りにはぶら下げる木々がありませんので、考えたのが写真のプラスティックの空洞型の貫通浮子です。これなら真ん中の穴に棒を刺して立てるだけなので、どこでも利用できるのです。 我が家は海岸に近く周りに森もありませんので、ほとんどはスズメしか来ませんが、たまにシジュウカラ、ヒヨドリ、シメなどが顔を出してくれます。 ご希望の方、いらっしゃいましたら作ってあげますよ。また他に加工のアイディアがありましたら教えてください。お願いします。 大雪の影響か?越前海岸にアオイガイの大量漂着 林 重雄 2005年秋には北海道でアオイガイの大量漂着が伝えられましたが、暮れから2006年1月にかけては、越前海岸および北陸でアオイガイの大量漂着がありました。 2005年秋には全く見られませんでしたが、クリスマスの日に越前海岸周辺で2個プラス破片数個、そして2006年元旦には70個、続く7日には30個プラス破片多数、15日には同じ福井県若狭町で2個プラス破片多数を確認しました。 丹後半島では、「アオイガイが多い年は、雪が多い」という言い伝えがありますが、この冬に限っては、越前海岸でもそれがあてはまりました。 2005年秋には、アオイガイが全く見当たらずに、どうなってるのだろう?と思っていたら大雪、そして大雪後の正月は大量漂着・・・今年の気候はどうなるのでしょうか? |
by uki-puka
| 2006-02-01 13:41
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