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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
by uki-puka
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プカプカ47・Jan-1-2006

      あけましておめでとうございます

 プカプカ通信も、今年は50号を迎えます。ウキに関するニュースレターとしてはじめたプカプカですが、この4月で4年目をむかえます。
 最近では、ウキだけでなく、色々な漂着物も取りあげるようになってきましたが、基本はやはり軽いウキ!今年もウキウキやりたいと思ってま〜す!




      石狩浜のアオイガイ    鈴木明彦

 先日石狩浜でアオイガイを拾いました。石狩浜を訪れるようになって、5年目で念願の寄り物に出会うことができました。2005年10月18日、札幌某所で行われる会議のためクルマで出かけたのですが、会議は午後からでしたので、少々早めに出発して、午前中2時間ほど石狩浜を散策することにしました。
 10月中旬にしては、割と穏やかな日でした(写真1)。天気も良かったので、いつも歩く場所から少し足を伸ばして、河口付近まで行ってみました。この時期、サクラガイやオオモモノハナガイが打ち上がるので、それらを丹念に捜していました。すると、数日前と思われる打ち上げ帯に木片やイガイとともにアオイガイが打ち上がっていました。半分砂の中に埋っていましたが、ほぼ完全な貝殻でした。長径13cmほどでしょうか(写真2)。
 今年は10月に入って、北海道各地でアオイガイの漂着や漂流が報告されるようになってきました。小樽、銭函、石狩等の日本海側に加えて、浜頓別、網走、斜里等のオホーツク海側、さらに東方の根室にまで到着したのは驚きです。今年は例年より対馬暖流の影響が著しいのでしょうか。北海道での新たな漂着記録を楽しみにしているところです。
プカプカ47・Jan-1-2006_c0057167_22393294.jpg

  アオイガイの打ち上げられた石狩浜 原図1・鈴木 
プカプカ47・Jan-1-2006_c0057167_22394630.jpg
   
    石狩浜のアオイガイ 原図2・鈴木

 鈴木さんのレポートにもあるように、今年の北海道はアオイガイの当たり年でした。小林真樹さんもニュースなどに刺激を受け、11月の5、6とアオイガイ探しの旅に出たようです。マキちゃんによれば、5日にサロマ湖、ワッカ原生花園にて7個ゲット。翌6日には野付半島で6個、根室春国岱で4個という大豊漁だったそうです。マキちゃんからは逐次メールをもらいましたので、喜んでアオイガイを追い掛けている姿を想像して楽しませてもらいました。
 さてさて12月17日現在、越前海岸では、まだアオイガイの姿を見ていません。今年のアオイガイは、北陸を通り越し、北海道まで行ってしまったようです。残念!




       中国製小型刺し網の浮き    林 重雄
プカプカ47・Jan-1-2006_c0057167_22424777.jpg

 中国製小型刺し網の浮き スケールの目盛りは1cm

 2005年8月18日に越前海岸で、黒い刺し網用の浮きを拾いました。サイズは小さく、60×10×8ミリというサイズでした。黒色のプラスチック製ですが、オレンジ浮子と違って、一体成形で出来ていました。そのためか、プラスチックもオレンジ浮子のような硬質なABS樹脂ではありませんでした。
 この日は、真夏には珍しく漂着物が多く、なんと浮き玉まで打ち上がっており、台湾や中国南部からの漂着物が押し寄せていました。その中には大量のシナアブラギリも混じっていました。
 表面の陽刻には、順風・SHUN FENGと刻まれた舟の図柄がある面と、 祖恩 と刻まれた面とがありました。
 この浮子を越前海岸で拾ったのは初めてでしたが、この夏前に与那国島にみえるユキさんから頂いた浮子の中にもはいっていたものです。
 こうした極めて小さな浮子は浮力も弱いものですが、こうした浮子を使った刺し網漁もあるので、製造され使われるのですね。漁自体がどのようなものか想像は出来ませんが、妄想は尽きません。河川で小魚を捕るものでしょうか?それとも海域で使われているのか?皆さんの中で何か情報がありましたら、ぜひ知らせててくださいね。



特許第六七一四四号

 ここで3pにわたって転載したものは、特許庁のHPからダウンロードしプリントしたものです。浮き玉のブログをご覧になった「おじ」さんという方が、教えてくださいました。このように過去の特許が検索して見られると言うのは、すごいことだと思います。
 この特許第六七一四四号は、青森にあったササガラスの「印入網葉玉製造法」(いんいりあばだませいぞうほう)に関するものです。
 つまり、マーク入り浮き玉の製造法に関する特許です。簡単に書けば、モールド型の中で回転させながら、ガラスを吹き、玉にします。そのとき、マークの部分は底にあって、マーク部分はモールドとは別にガラスと一緒に回転するために、後からマークをつけなくても一度でできてしまうというものです。モールド型とマーク部分は回転しやすくするために、ベアリングを使っているのを特徴としているものです。
 カタカナと旧漢字が使ってありますが、一度お読みくださいね。
 わたしはこれまで、ササガラスは、「笹ガラス」かな?と思っていましたが、全くの勘違いで「佐々ガラス」そして住所も青森県東津軽郡筒井村にあることも分かりました。そしてこれが出願されたのが大正14年ですから、そのころからガラスの浮き玉を作っていたことまで分かるのです。特許庁HPは資料の山かも知れませんね。

Editor's Note
 早いもので、2006年の始まりです。プカプカ通信もじきに50号を迎えます。ウキに関するものを中心に、2002年から平均4pで月刊を続けて来ました。最近はインターネットが急速に普及し、ウエブで見るから、紙のプカプカは不要と言われる方も出てきました。
 50号までは月刊を続けますが、その後をどうしようかと思案中です。みなさん、ご意見くださいね。
 さて、プカプカまた今年もよろしくお願いします。特に原稿はいつも募集していますので、こっちもよろしくお願いします。
by uki-puka | 2006-01-01 00:00 | プカプカ通信
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