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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
by uki-puka
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プカプカ46・Dec-1-2005

浮玉付絵馬     様似町 田中 正人

 先日、『海からの視点〜様似会所と等じゅ院二百年の歩み「様似有情。」』と題して特別展が40日間にわたり開催されました。
 江戸幕府が蝦夷地に建立した三官寺の一つが様似町にある等じゅ院で、今年の3月に古文書などが国の重要文化財に指定されたことを記念して開催したものです。
 私は主に砂金に係る資料を展示した「今に残す砂金掘り技術とその歴史」を担当いたしましたが、この特別展の開催中に講演会等の行事も数回行われた中に、「町内史跡めぐり」という催しがあり、等じゅ院の護摩堂(町指定文化財)を覘くと、目に入ったのが「浮玉付絵馬」でした。一瞬「オォッ!」と声を発してしまいました。

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    「浮玉付絵馬」と住職の大久保さん   (田中原図)

 住職の大久保さん(写真)によりますと、国鉄バス時代に様似駅で観光客に配ったものらしいと言うことです。先代がかかわったことで、詳しいことは分からないそうですが、この時に網掛けやガラス玉などを提供した漁師さんが漁業の拠り所である、このお寺に奉納したらしいとのことです。奉納した漁師さんはすでに亡くなられたと言うことでした。
 ぜひ、様似におこしの節は等じゅ院護摩堂を参って、ガラス玉を授かる様お願いをしてください。きっと願いが叶うはずです?ただし、お賽銭は忘れずに!

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                     絵馬の表と裏(原図田中)





 ウキウキ研究会横浜前夜祭〜鎌倉ビーチコーミング

 10月末に東京・神奈川で開かれた漂着物学会総会にあわせて、ウキウキ研究会も前夜祭、そしてポストコーミングを開催しました。28日夜、横浜駅近くの居酒屋には、10人のメンバーやら漂着物愛好家が集まり、乾杯となりました。ウキウキ前夜祭では、物々交換が恒例となっていますので、みなさんフィールドからのお土産などを持ってきて、交換会が始まりました。その後も山田さんの案内で、豚の珍味で二次会、漂着談義にはながさきました。
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 29日は品川にある海洋大学で学会の発表と懇親会がありました。学会の開かれた楽水会館では2階に展示スペースがあり、エマさん、鈴木さん、ケマさんらのポスターセッションや一升展示がありました。
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 30日は、葉山の御用邸近くにある葉山しおさい博物館の見学後、近くの浜を歩きました。博物館には昭和天皇が研究された刺胞動物の標本、相模湾の生物、漂着物などが展示されており、博物館の館長、池田等さんは、先頃出版されて好評の「ビーチコーミング学」の著者です。
 さすがに葉山はビーチコーマーが多く、満潮線の上は幾筋もの足跡でふみ固められていました。そんな光景に戦意喪失しながらも浜を歩きましたら、ホシキヌタやハナマルユキの宝貝が見つかりました。鈴木さんはここでハイガイの化石を発見、ここで驚
いたのは、前日に漂着していたタコブネの標本でした。ガイドをしてくれたオーシャンファミリーの田中さんが拾ったタコブネは中身付き!!みんな感動して見ていました。

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       葉山に漂着したタコブネ

 昼食の後、葉山だけでは満足できないウキウキ6人組はタクシーに乗り、エマさんのガイドで、いざ鎌倉へ!!材木座海岸から由比が浜までを歩きました。           
 鎌倉の浜で我々を最初に出迎えてくれたのはココヤシ、重くて誰も持ち帰りませんでしたが、南国の種子漂着は、幸先の良さを感じさせました。鎌倉の浜も人出は多かったのですが、漂着物は極めて豊富で、葉山の比ではありませんでした。
 生物系でも、ハコフグ、キタマクラといった魚から、多くのヤドカリ、そして豊富な貝類と引力が強く、私が感動したのはフジノハナガイの多さです。あれだけ人がいながら、波遊びをする貝もたくさんいて、由比が浜の満潮線にそった貝のベルトにはフジノハナガイで埋まっているところもあり、それにサクラガイなどが重なりきれいなグラデーションを描いていました。
 古いガラス瓶や陶片も極めて多く、少し歩いただけで、くらわんか片、青磁片、五弁花の見込みが見つかり、古くから陶片海岸と言われている訳が分かりました。
 みな、それぞれ漂着物のお土産を手に入れ、およそ2時間の鎌倉ビーチコーミングは終わりました。鎌倉の海辺の路地を歩き、到着したのは江ノ電の長谷駅でした。
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 民家の軒先をかすめて走る江ノ電に乗り、夕方の鎌倉駅で解散しました。それにしても神奈川の浜には人が多かったですね。
 さて、来年の漂着物学会は北海道のえりもで開かれることになりました。ウキウキも併催されることになると思います。北海道の皆さん、来年もよろしくね〜!!
 
by uki-puka | 2005-11-22 23:17 | プカプカ通信
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