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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
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プカプカ通信161・Feb-20-2017

  石井先生の仏壇に手をあわせてきました  はやししげお 

 去年の5月30日に福岡の石井忠先生が亡くなられました。葬儀の連絡は入りましたが、まだ仕事の忙しい時季で、弔電と香典を郵送しただけで参列はかないませんでした。そしてこの1月に、九州大学の清野聡子先生から、福岡の糸島でビーチコーミングの講演をして欲しいと頼まれました。福岡と言えば、石井先生のお膝元ですから漂着物の好きな方も多いはず。せっかくなので石井先生から渡された「漂着物の布教のバトン」を誰かに伝えられたら・・・とお引き受けすることにしました。糸島の海岸を案内して頂き、その翌日に糸島市でおよそ80名の方に来ていただき講演をすることができました。
 講演翌日、清野先生、石村さん、坂本さん、脇さん、それに私の総勢5名で、石井先生のお宅を訪問することができました。
 石井先生宅では、奥様の静子さんが我々を迎えてくださいました。奥様のご様子も気になっていましたが、お元気そうで一安心。訪問する我々のためにフルーツケーキを焼いて歓待して頂き、恐縮してしまいました。
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 石井先生のお家は、浄土真宗で法名は釋海忠というシンプルなものでした。奥様の許しを得て、仏壇から取り出し写真を撮らせていただきました。先生が亡くなられ、お家にも変化があると思っていましたが、驚くほど変化が無くほとんど前のままで、石井先生がふと出てこられても不思議の無い雰囲気でした。お位牌を手にとり、抱きしめ、やっとお別れを告げることができました。
 
福井県嶺南部プラスチック製飲料水容器漂着調査    はやししげお

 福井県敦賀市と西に隣接する美浜町は、若狭湾に面する海岸があり、夏場には海水浴場として知られているが、冬季には閉鎖され、訪れる人は釣り人や海を見に来た観光客などで、その数は少ない。敦賀市と美浜町は若狭湾の奥に位置しており、北西の季節風の卓越する冬季には、風圧流と吹奏流によって漂着した軽いプラスチック類を中心とした漂着ゴミが多く見られる場所でもある。2017年2月4日、快晴で風も弱く、最高気温も11度と安定していたので敦賀市と美浜町の8箇所の海岸で調査を行った。

調査方法
 海岸で漂着物の多い打ち上げ帯に沿って歩き、ラベルが残り生産国が判明しているペットボトル、プリントが鮮明で生産国が判明しているコップ型コーヒー飲料容器の個数を100個目まで数えた。どの海岸にもこうした容器は大量にあり、生産国が判明した数は100以上に上がったが、100個目までとした。またラベルが外れたり、プリントが不鮮明で生産国の判別が難しいものは除外したが、その数は、判別できたものの3倍以上あった。
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調査した容器の一例(松原海岸)



調査地概要
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 調査した敦賀は福井県の中央部にあたり、敦賀以西が嶺南と呼ばれ、かっては「若狭」という地域区分にあった場所である。また沈水地形によってできたリアス式海岸が続く。
 調査地点はどの海岸も、北~西側が海に面しており特に冬季は風の影響を強く受け、漂着物の多い場所である。
 東側が海に面した海岸には漂着物が顕著ではないので、この調査では省略した。
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1敦賀市杉津横浜
 陸けい島の杉津の東側に広がる浜で、国道8号線からわき道に入る場所となる。
 西側の杉津から、横浜を過ぎ、東側の大比田までおよそ1kmある。
 海岸の沖合いには離岸堤が設置されている。
 海岸の西側は泥質な傾向が強い。

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2 敦賀市五幡
 国道8号線に沿った浜で、非常にアクセスがよい。日本の製品がもっとも多く、道路側から投棄されたものが多いと思われる。この浜への流入河川が2本あることも日本製品の多さに関係していると思われる。
 泥質な砂浜傾向があり、浜の斜度も緩く、非常に多くの漂着物が集まる傾向がある。
 海岸の沖合いには離岸堤が設置されている。

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3 敦賀市鞠山
 国道8号線からわき道に入った場所にある海水浴場で敦賀の市街地から間近である。
 この場所は敦賀から最も近い海水浴場であり、駐車場の広さや収容台数も多く、夏場には海水浴場で賑わうが、冬場は駐車場の多くが閉鎖されている
 海岸の沖合いには離岸堤が設置されている。
 泥質な海岸であるが一部養浜で白砂が入っている箇所もある。

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4 美浜町ダイヤ浜
 県道沿いの浜で、県道脇に駐車しやすく冬場にはサーファーが多い。道路側から投棄されたものも多いと思われる。
 この時季には写真にあるようなホンダワラ類の漂着も多い。ダイヤ浜の南部には岩礁もあり、巻貝の漂着も目立つ浜である。
 基盤岩の花崗岩が風化したマサ土が海に注ぎ込み石英や長石を含む砂礫からなる海岸である。

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5 美浜町水晶浜北
 県道沿いにあるが、駐車台数は限られ、使う人は少なめである。また道路から汀線までは20mほどあり、道路側からの投棄は少ないと思われる。
 この浜の北側には花崗岩の岩帯があって西側の海に向けて突き出す自然突堤となり、その根元には漂着物が集積する傾向がある。
 基盤岩の花崗岩が風化したマサ土が海に注ぎ込み石英や長石を含む砂礫からなる海岸である。

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6 敦賀市白木
 敦賀半島の北に位置し、観光地ではないために冬季訪れるのは釣り人ぐらいである。そのため陸からの投棄は少ない。また浜の北側が海に面している。
 敦賀半島の先端に位置しているため沖合いの漂着物が他の場所よりも早く漂着する傾向がある。
 基盤岩の花崗岩が風化したマサ土が海に注ぎ込み石英や長石を含む砂礫からなる海岸である。
 海岸の沖合いには離岸堤が設置されている。

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7 美浜町城ヶ崎
 敦賀半島西側の海蝕崖下に位置する。県道脇の浜ではあるが、駐車スペースもほとんど無いので、道路側からの投棄は少ないと思われる。
 このあたりには中生代の堆積岩と変成岩からなる磯が続き、砂浜は無い。
 位置的に大型の漂着物が流れ着きやすい場所で、2017年1月にも北朝鮮の木造船が漂着した。

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8 美浜町松原
 国道からは離れているが、浜の脇に堤防道路が走っている。ただ冬季に浜を使う人は釣り人と散歩の地元の方ぐらいである。
 若狭湾の最も奥に位置する海岸の一つであり、自治体により冬季も重機を用いた浜掃除が行われる場所である。この浜の東側に流れ込む耳川によって運びこまれた砂と礫からなる海岸である。
 海岸の沖合いには離岸堤が設置されている。
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まとめ
 2月4日の調査では、8ヶ所で合計800本のサンプルを確認した。全量から見ると、日本製が352個・44%と最も多く、続いて韓国製が239個・30%、中国製が193個・24%、ロシア製が13個・2%で、その他の国ではシンガポール、タイ、ベトナムからそれぞれ1個ずつ確認できた。
 当然のことながら日本製の数が最も多かった。その要因の一つはアクセスの良い海岸や、河川の流入する場所に日本製が多く見られ、国道のすぐわきにあり、小さいながら二本の河川も流れ込む敦賀市五幡海岸では日本製が60%を上回った。また都市部から離れた半島の先端部にある白木では日本製が30%未満となった。
 日本製が多く見られた二つ目は、経時変化によるラベルやプリントの退色劣化や、ラベルの破損による識別不明がある。今回カウントできなかったラベルの無いものやプリントの不鮮明なものはカウント数の3倍以上あった。漂流時間が短い生産国での調査につき、日本製のカウントが多くなる傾向があると思われる。
 外国製品の中では最も韓国が多く、身近な隣国でもある所以であろう。次に多かった中国であるが、調査地点においては韓国よりも優位に立った地点が二箇所あり、今後も動向を見守りたい。ロシア製品は2%と少なく、この地域では稀な漂着物と言えるだろう。





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by uki-puka | 2017-02-20 20:44 | プカプカ通信 | Comments(0)
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