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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
by uki-puka
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プカプカ通信148・Oct-5-2015

            せたなの海岸を歩く 鈴木明彦

学生の皆さんと夏の地学巡検で、西南北海道日本海側のソーランライン(余市ー岩内ー蘭越ー寿都ーせたな)を歩いてきました。今回はせたな町の海岸で見つけた漂着物を紹介します。
せたな町は、日本海側に位置する海辺の町です(写真1)。
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初日はせたなの民宿「海の家」に泊まりました。翌日最初に行ったのは、せたなのシンボル三本杉岩が見える浜辺です。三本杉岩の向かいの瀬棚港からは、奥尻島行きの フェリ—が出ています。ここの浜辺ではいくつか赤い餌カゴが見つかりました(写真2)。
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いずれも中はからっぽでしたが。
 海岸線を南下して、鵜泊(うどまり)海岸に行きました。ここには、ホルンフェルスとよばれるマグマで焼かれた接触変成岩があります。この岩石から水晶、ガーネット(柘榴石)、トルマリン(電気石)などが産出します。海岸では、小石の多い礫浜に黄色いワラジ浮きがありました(写真3)。
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鵜泊海岸をさらに南下すると、水垂(みだれ)岬へとたどり着きます。     
 ここには、ホルンフェルスの熱源となったマグマが固結した花崗閃緑岩(みかげ石)があります。海岸では、礫浜に中国系漂着物が打ち上げられていました(写真4)。
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ここで私が注目したのは、フナクイムシが多数穿孔した流木です(写真5、写真6)。
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現在フナクイムシの化石を調べているので、現世の比較試料として、フナクイムシの流木を集めるクセがつきました。
  最後に今回の巡検で採集した盃海岸のアメシスト(紫水晶)(写真7)
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と鵜泊海岸のガーネット(柘榴石)(写真8)
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を紹介しましょう。今度は海岸でサファイアかルビーでも拾いたいものでが、北海道では難しそうです。




              渥美でミラクル    はやししげお


 長く浜歩きを続け、自分では元気なつもりで50代後半を過ごしてきましたが、加齢のせいか、ここ1~2年で身体が思うようにならないことも多くなりました。
 夏休みの最終日・8月31日、年休をとり渥美半島表浜の堀切を歩いた際に、2羽のコアホウドリの落鳥に出会いました。コアホウドリは落鳥を回収してみえる田原市在住の漂着物学会員・W さんに渡して喜んでもらえましたが、この日は回収などで手間取り、堀切一帯5kmほどの海岸線のうち東半分ほどしか歩けてなかったのでした。
 2015年9月5日、最後の夏休みが終わり、新学期も始まって最初の土曜日でした。久しぶりに子供たちの顔を見て、うれしかったのですが、夜家に戻れば夏の疲れが出て、食後はソファーに座ると、そのまま寝てしまうことも多かったのです。けれども堀切をまだ半分歩いてないと言うことで、目覚ましをかけ何とか6時には家を出て、渥美半島に向かうことができました。

    8月31日に回収したコアホウドリ
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    最初のラッキーなジオクレア
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 豊橋市の伊古部に到着したのは8時過ぎ、砂浜に降り立ったところ、東からの飛砂の影響で汀線が埋もれていたのでそう歩きませんでしたが、砂丘脇にジオクレアを見つけてニッコリ!ちょっとしんどかったのですが、来た甲斐がありました。
 その後は谷ノ口も覗きましたが釣り人が列をなしていたし、漂着ラインも埋もれていたので、スルーして10時半過ぎには堀切の残り西半分を歩き出しました。西半分を歩き出す前に、100mほど逆戻りをして、5日前に歩いた自分の折り返し地点を探したら、この5日間、ほとんど誰もあるいていなかったようでスグに見つかりました。漂着ラインもほぼ同じで、大波が寄せてないのも分かったので安心しました。

 堀切の中央からやや西よりに、オレが「うんこ岩」と呼んでいるチャートの岩体があります。ここでちょっと失礼な名前をつけた理由を書かせてください。昔から恐竜が好きで、博物館に出入りしてたので多くの化石を見てきましたが、その中に恐竜の「うんこ」の化石がありました。カタカナで書けば、コプロライトで、北米では多産し、博物館の展示品にもなり、ミネラルショウでは販売もされています。恐竜の排泄物と言うことで、興味本位になりがちですが、化石なのでもう臭くはありません。あと、この化石はシリカで置換されており、カットして磨いた面などは非常にきれいです。こんな糞化石を見慣れていたオレには、その形状と、チャートで出来たこの岩体が、巨大な恐竜のうんこに見えたので「うんこ岩」と勝手に名付けたのでした。

    堀切中央やや西よりの岩体「うんこ岩」
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    9月5日に見つけたコアホウドリの落鳥
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 さて、この「うんこ岩」を目前にしたあたりで、やはり3羽目のコアホウドリをみつけました。やはりまだ残っていそうという予感は当たりましたね。(にんまり・笑) これでもうこの日の目的は達したようなものなので、西へ西へと進もうと思っていたら、足許にドン!と大きな骨が転がっていました。

    久々に見つけた鯨骨
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    こっちも久々に見つけたオレンジウキ5号
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 浜辺に転がっているこのサイズの骨となれば、もう鯨しかありませんね。これだけの骨から持ち主を探すのは難しいので鯨類とだけしておきましょう。ただこの骨は神経孔の大きさなどから、胸椎であったと思われます。海中で磨かれたようですが、まだ自然状態での脱脂は不十分で臭いましたが、せっかくなのでデポして持ち帰りました。
 5日に歩いた高潮線に寄っていた漂着物は、8月29~30日に打ち上げられたと思われるもので、やや時間が経っていたために紫外線などの影響で白化しているものもあり、その代表はルリガイでした。形のきれいな大き目のものだけ拾うつもりでしたが、気が

     白化の進んだルリガイ
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     エボシガイの付着したガラス玉
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つけば、ガラス壜に詰めるほど拾っていました。(笑) 
 さて、しばらく歩いていたら、ガラス壜などがイッパイ打ち上げられているカスプベイがありました。その中にポツンとエボシガイの付着した水色のガラス玉!やったね。でも、それだけではありませんでした。

   渥美半島表浜で15年ぶりに出会ったシリンダー
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 それは渥美半島表浜で15年ぶりに出会ったシリンダー型のガラスウキでした。そう、15年前に見つけたシリンダーもこの堀切でみつけたものでしたから。
 シリンダーは北海道あたりでは、時折拾えるものですが、本州中部ではもうなかなか拾えないガラスウキですので、久々に心臓がバクバクする感じを味わいました。
 モダマやジオクレアと言った海豆類もうれしいのですが、やはりガラス玉に一番オレは反応するのでしょうかね?(笑)それにしても拾えないと思っていたシリンダーが拾えてミラクルと思ったのでした。
 ところがまだまだ続きが・・・(笑)それは渥美半島表浜でこれまでに出会ったことの無い陽物との出会いがありました。

    渥美半島で初めてであった陽物
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    コアホウドリと鯨骨
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 陽物は最初、農作業で豆などを叩いていた木槌かと思いました。ところが、取っ手を見ると「何だこりゃ?」(笑)・・・陽物でした。さて、これはどうしたものか?と一瞬悩みましたが、石井先生ならどうしたのだろうと思えば、即決!持ち帰り、オレのお守りに祀ってあります。かなり西の端まで歩き、石門が見えてきたあたりで砂浜が無くなってきました。残り100mほどなので端まで歩けば、何とまたもや鯨骨と4羽目のコアホウドリ!もはやミラクル以外の何物でもありません。この日、拾いモノが意外に多かったので、コアホウドリの回収は諦め、デポしておきWさんに回収してもらえるように地図に記しました。

    恋路ヶ浜でビーチコーミングするMさん
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    今季初めてのイルカンダ
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 掘切を出て、伊良湖岬に向かい、恋路ヶ浜を歩き出したら東側の浜に人影・・・目を凝らせば、豊橋の学会員Mさん。オレには気づかない様子でジグザグに歩いてビーチコーミング中でした。Mさんに声をかけ、彼が写真を取っている間に落穂拾いを試みたところイルカンダが見つかりました。ちょうど昼時だったのでMさんを誘い、数年前に総会の宿になった伊良湖ホテルの「大漁や」で昼食!コアホウドリの場所を教えたところ、Mさんが回収し、Wさんの許まで運んでもらえました。9月5日、この日は本物のミラクルデーで、この一年の運を使い果たした気分です。
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by uki-puka | 2015-10-05 07:29 | プカプカ通信 | Comments(0)
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