プカプカ通信140・Mar-12-2015 |
沖永良部小紀行 鈴木明彦 2015年1月下旬、奄美群島の沖永良部島に行ってきました。いつものように島の海岸を歩き、漂着物も採集したので紹介します。鹿児島市から南西約450 kmの沖永良部島まで、小型機でおよそ80分のフライトでした。眼下に眺める島は碧の海に囲まれていました。 沖永良部島は、周囲約56kmの隆起サンゴ礁の島です(写真1)。初日は、空港から宿泊するホテルの知名町まで、海岸沿いをドライブしました。その間国頭海岸、笠石海岸、ウジジ浜など東側の海岸を歩きましたが、漂着物はそれほど多くなかった感じです。 翌日は、屋子母海岸、大津勘海岸、沖泊海岸、西原海岸、 ワンジョ浜など主に西側の海岸を歩きました。漂着種子では、ココヤシ、ゴバンノアシ、モモタマナなどのほか、ワニグチモダマ(写真2)がありました。 最終日は、主に島の観光地を見学しました。最初に訪れたのは大山地区の鍾乳洞である昇竜洞です。全長3500mにも及ぶそうですが、500mは通年で見学できます。ユニークな形の鍾乳石(写真4)が多数ありました。 私が興味を抱いたのはスイジガイ(写真5)の伝承でした。 40年近く前のPOPEYE はやししげお みなさんは1970年代に、平凡出版社から発行されていたポパイ・POPEYEと言う雑誌をご存知でしょうか? ポパイは1976年に、Magazine for City Boysというサブタイトルで創刊され、現在も刊行されています。 年寄りになったオレ、最近のポパイは全く見てないのですが、創刊当時は二十歳くらい・・・ちょうどアメリカ建国100周年で、世の中が騒がれていた時代でもあり、こうしたカタログ文化を取り入れえた雑誌を楽しみにしていました。 当時、ポパイに執筆されていた片岡義男さん、実は日本で最初にAmos Wood さんの名著Beachcombing for Japanese Glass Flouts を紹介された方なのです。この件は、プカプカ4号(2002年6月1日発行)でも、紹介しました。この紹介に衝撃を受けたオレは、早速名古屋栄にあった丸善の洋書部で注文を入れ手に入れることになった次第でした。さて、この本を紹介したポパイは引越しの際にどこかに行ってしまい、諦めかけていましたが、幸運にも初期のポパイを在庫していた古本屋さんに見つけ出してもらえました。そんなわけで、この記事の載ったポパイは、1977年12月25日発行の通算21号、特集は「感覚都市ミラノに行った」というイタリア特集です。 |
by uki-puka
| 2015-03-12 00:01
| プカプカ通信
|
<< プカプカ通信141・Mar-2... | プカプカ通信139・Feb-2... >> |