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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
by uki-puka
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プカプカ通信128 Dec-9-2013

        第十三回 漂着物学会南房総大会   はやししげお

 2013年11月16~17日、千葉県南房総市と館山市で総会とビーチコーミングが行われました。16日朝、何とか東京駅から高速バス「菜の花号」にのって、川崎の工場地帯を抜け、長い橋かと思いきや、海底トンネル!そして明るくなったと思えば、海ほたる。ぞんがい短かった橋を通って房総半島・木更津到着です。
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 その後ぐだぐだと田舎の自動車道を走って到着した道の駅が「とみうら枇杷倶楽部」なる停留所でした。ここから大房岬(だいふさみさき)少年自然の家まで、歩くのはしんどいしなぁ~!と思えば、タクシーの看板があったので、電話して来てもらいました。少年自然の家までは1400円ほどもかかりましたが、不案内の知らない場所ゆえタクシーで正解だったでしょう。
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 風の強い崖の上の道を歩き、到着した頃には、総会は終わっていました。遅刻です(笑)なじみの事務局の方々がみえたので、総会費用+今年と来年分の会費を払って義理を果たしてから、一升展示やポスターを見せていただきました。ちょうど総会が終わったあたりで、会場からは見たことのある顔が次々と出て見えますが、知らないお顔も多い!今回は地元の方の参加が多かったようで、非常に盛り上がった総会となりました。
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 さまざまなモノが展示されていましたが、とっても気に入ったのはこの左上にあるカラフルな漂着物を素材にした螺旋の作品。螺旋の中心にはスライスしたオウムガイをあしらい、その螺旋を展開してグラデーションにまとめるという作品、作者は?と、お聞きしたら基調講演をやってくださった竹内さんの友人で、この作品が遺作とか!お会いしたかったなぁ。
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 一升展示では、巨大なウキダカラがウケてましたが、作り物でした。
ポスターセッションも興味深く、どんぶらこで竹田さんが紹介されていた、浅原ガラスで作られ、その後は福井から転売?されたと思われる浮き玉、大我さんの学校教育の一環として総合学習の中へ取り入れたビーチコーミング、そして石垣島の深石さんのポスターは、これまで取り組んできたモダマへの情熱がほとばしる「実物」を貼り付けたポスターでとっても魅力がありましたねぇ~!こうした型にとらわれない発表形式は見習いたいものです。
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 昼食後は竹内さんが基調講演で、人生を変えた漂着物ということで、ウミガメやイルカの耳石、それにレアものタカラガイのお話をしてくださり、その後は昨年に引き続き忍澤さんが「縄文時代のビーチコーミング2」、中西会長の「漂着発芽植物から見た海流散布」、圓谷さんの「北海道貝ものがたり」、そしてオレの「2012渥美半島漂着ブレイク・その傾向と対策」というイイカゲンな発表で幕となりました。
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 さて、日が落ちれば、宴会!懇親会の始まりです。今回の開催場所が少年自然の家という事で、あんまりオレは期待していなかったのですが、招致してくれた神保所長さんやら、板長さんらが腕をふるってくれたおかげで、美味しいものとの出会いがありましたよ。ありがとうございました。
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 そして交流会はやはり人との語らいですね。ちょっと酒が入れば、無理難題も何とか通りそう??(笑)そんなわけで来年の学会開催地は石垣島です。上の写真はその思いを熱く語る深石さんと、それに頷く安松,竹田運営委員! お楽しみは、みなさんが地元から重い思いをして運ばれたおみやげの、ジャンケンオークション!仕切りは不肖・オレがやらせていただきましたが、お楽しみいただけたでしょうか?(笑)宴会終了後も、みなさんそれぞれお部屋やあちこちで、お楽しみいただけたようです。
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 さて、オレも定年間近になり、朝が早くなりました。そんなわけで定時より前に食堂に行きましたら、やはりオレより先に会長がみえました。腹が減ったので食堂のオバちゃんをせっつき、早めに用意していただき無事朝食完了!
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 朝食後は、センターの方々が近所を案内してくださる予定だったのですが、会長の「海に行きましょう」の一声に誘われ、オレや田中さん、渡辺さんで山道を越えて海へ!真っ黒な砂鉄の多い砂浜でビーチコーミングをしましたが、ハマユウが汀線近くに生えていたのには驚きました。この浜、南向きで北からの風をシャットアウトしてくれたおかげで、メッチャ温かだったんです。着ていた上着が邪魔になるほどで、寒い寒いとダウンジャケットを着込んでいた北海道人の田中さんも脱いでいました。
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 宿に戻れば、後片付けの時間。用意の良いみなさんはすでに沖ノ島ビーチコーミングに向かう仕度が整っていましたが、愚図なオレは慌ててしまいましたよ。みんなで下の駐車場に来てくれたバスに乗りこんで、館山市の沖ノ島に向かいました。
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 盛口満さんの自叙伝とも言える「ぼくは貝の夢をみる」にも出てきた沖ノ島は、自衛隊機地の先っちょにありました。このあたりは古くからイルカや鯨が捕獲された場所と聞いていましたが、イルカの骨がけっこう見つかったのには驚きました。
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 竹内さんのガイドでほとんどの参加者はビーチコーミングツアーに参加し、美しい貝やタコノマクラなどのお宝を手にしてみえました。1時間ほどのビーチコーミングは時の経つのが早く、あっという間に終了です。
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 その後房総半島で浜歩きをされた方も多くみえましたが、オレは翌日の仕事がフルに詰まっていたので、残念ながら追加のビーチコーミングは見送りバスに乗って館山行き!そして駅前で地元のツチクジラ入りの鯨カレーで昼食後みなさんとお別れとなりました。
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来年は石垣島でお会いできますかね~? みなさま、ごきげんよう~!!

さて、今回の学会でオレが持ち帰ったモノは、これだけです。
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 この中で、沖ノ島で拾ったモノはイルカの椎体とナガウニ、他は大房岬で拾ったもの。愛知や福井では見かけないシノマキガイ、ナツメモドキもありました~!他にはナツメガイ、オオヘビガイ、チャイロキヌタ、ツタノハガイ、マツムシ、マガキガイ、クジャクガイ、ハナマルユキ(欠け)、アワブネガイもありました~!磯が続く海岸とポケットビーチに恵まれた房総半島は、貝がイッパイだね。
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 ハート型をした石のようなモノは、オオヘビガイの殻に石灰質が付着して石のように見えるものです。これとオオヘビガイは沖ノ島で、他は全て大房岬で拾ったものです。キイロダカラ(磨耗)、オミナエシダカラ、スズメガイ、ナデシコガイ、シボリダカラ、ハナマルユキ(磨耗)
by uki-puka | 2013-12-09 07:30 | プカプカ通信
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