プカプカ通信124・Jul-20-2013 |
ユキさんと道北二人三脚 中司光子 2013年6月の12日から14日にかけ、与那国島の友人・ユキさんを迎え、道北を歩いてきました。前月の5月に歩いたときには花も咲いてない状態でしたが、一ヶ月のうちにグングン育って花盛りになっていました。 JR滝川駅でユキさんを拾い北上、途中小平町、羽幌町を歩き、ほっとはぼろ(道の駅)の温泉で汗を流しました。 13日、初山別の浜でガラス玉を手にした外人カップルに出会いました!稚内から南下してきたようで、手にしていた袋には浮き玉が! さて、初山別の浜ではユキさんが、ハングルの書かれた尺二くらいの大きなベントスタイプのブイを見つけました。球形のブイは二つの半球のプラスチックをボルトでとめたタイプ、中には機械でも入っていそうでしたが、何が入っているのかは分かりませんでした。ただ、半球の上下には小穴があき、そこからワイヤー(8~9mほどはあった)にフックがついたものなどが出ていました。半球の上には小穴がありましたが、半球の下は、鋭角な円錐形にプラスチックが伸び、その中心にワイヤーが入っていました。 幌延町にあるオトンルイ風車列の北や、豊富町稚咲内でビーチコーミングしました。この日、ユキさんが拾ったガラス玉の数は50個もあったでしょうか? 豊富町稚咲内では、ユキさんがココヤシを二つ見つけました。ココヤシにはフジツボやコケムシの付着があり、長い旅を物語っていました。この日は稚内の山一旅館に泊まりました。 14日は、稚内市坂ノ下から日本海側を南下しました。前に巨大サメのカルカロドン・メガロドン歯化石を見つけた浜に行ったら、ユキさん出入り口近くで網についた12個のガラス玉を発見!そして続けてハマナタマメも!このハマナタマメは最北漂着記録になるのでは? 夕方、ユキさんを稚内に降し、私は羽幌の実家に戻りました。私が三日間の浜歩きで持ち帰った浮き玉は、透明なクリアー玉一つ。もう私はほとんど拾うことも無く、手に取った浮き玉はユキさんに渡しましたので、ユキさん90個近く持ち帰ったことでしょう。きっと今頃、ユキさんは大好きな浮き玉に囲まれていることでしょうね。 与論小紀行 鈴木明彦 2013年6月下旬、奄美諸島の最南端である与論島に行ってきました。島の海岸部の地質調査が主な目的でしたが、漂着物も見てきたので紹介します。鹿児島空港から与論空港までは、JACの小型機でおよそ80分のフライトでした。以前沖縄本島の北端辺戸岬からかすかに島影を眺めた記憶はあるのですが、眼下に島を眺めるとワクワクしてきます。 与論島は、周囲約24kmの熱帯魚(あるいは蝸牛)のかたちの隆起サンゴ礁の島です。 まず訪れたのは島の東側にあたる前浜海岸です。白い浜と青い海のコントラストが鮮やかでした。 翌日はハキビナ海岸、供利海岸、兼母海岸、茶花海岸など西側の海岸を歩きました。ここで印象的だったのは、コウイカ類の殻が普通にあったことです。特に50cmを超すコブシメには驚きました。 最終日は、ホテルの前のプライベートビーチ(ウドノスビーチ)を朝早くから散策しました。すでに早朝からクマゼミが猛烈に鳴いていました。ビーチへの通路に咲く色鮮やかなハイビスカスに今回の小旅行の別れを告げました。 From Editor 今号では北海道の中司さんと与那国島のユキさんが歩かれた道北レポート、そして鈴木先生の与論島レポートと原稿が集まりましたので、今月は続けて発行となりました。これからも、みなさま原稿よろしくね。 |
by uki-puka
| 2013-07-20 00:05
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