プカプカ88 ・ Sep-30-2009 |
福江島のウキオブジェ 小島あずさ 五島の福江島で、清野さんと定点調査をしているのですが、先日拾ってきたプラスチックウキで日本庭園風のオブジェを造っているおじいさんに遭遇しました。 圧巻は、ウキで欄干をつくった擬似橋。バナナウキに彩色した錦鯉は、様似の田中さんにお見せしたかったです。 伊良湖岬でペレット、軽石と水晶 田中利雄 久しく浜辺に行ってなかったのですが、孫がうちに来てデスクの下から菓子箱のフタに入っていた海砂をみつけてくれました。松葉や海藻などの混じったゴミです。でも、巻貝のクロニシや二枚貝のオビクイなどもありました。メモの紙を見ると、2008年9月13日、和地とあります。愛知県田原市和地町の浜辺で小型の貝などを選り分けようとして持ってきたものでした。総量1.3kgばかり。その中から次のような物も見つかりました。 丸くて半透明なレジンペレット(写真1)が14個。径6mmほどの超小型。径4~13mmの小さな軽石(写真2)が9個。微小な軽石は初めてです。色模様の違うものが2~3種あるようです。当地に流れ寄る軽石は4~5cmぐらいなものとばかり思いこんでいましたが、軽石は、時間が経てば擦れて小さくなると本で読んだばかりでした。こんなに小さくては目がとても良くなくては海岸で見つかりませんね。 そして、9mmの水晶の塊(写真3)です。数本の水晶が根元でくっついているものです。磨耗していて、水晶は綺麗ではありませんが、子供の頃に近くの山で拾ったものとそっくりです。でも、こんな小さなものは、初めてです。今年は本屋で夏季に売り出す化石・鉱石のうち、国内外の水晶類を手に入れました。日本式双晶水晶、星入り水晶、ただの水晶(でも1本は短い水晶が直角についている)、ルチル水晶、ダブルポイントクォーツ(両錘形水晶)を入手して楽しんでいたのです。子供の頃に行った山は、今どうなっているのか不明ですが、海砂の中にも水晶があったということです。 ウキウキプカプカ はやししげお みなさんは最近、ウキウキされていますか? ウキウキとはもちろん、ガラスの浮き玉を拾って、ウキウキ気分でビーチコーミングをすることです。みなさんのブログなどを訪問していると、やはり北海道ではある程度の浮き玉が拾え、「もう不作で拾えね~!」何て言われていた田中さんでさえ、今年はすでに100個をクリアーしてみえます。 ところがこれ、本州ではなかなかウキウキできません。わたしが通う福井の三里浜を中心とした越前海岸、数年前までは冬に歩けば数個の浮き玉は必ず拾えていたのですが、最近では全く拾えない日も珍しくありません。その理由はいくつか考えられます。一つにはビーチコーミングを楽しむ方が増え、わたしが拾える量が減ったということ。他には浮き玉の流出がほとんど無くなり、供給がストップしたことなどが考えられます。それでも今年になってから5個ほどは拾えているのですが、以前のように両手に持ちきれないほどの浮き玉を手にする機会は無くなりました。 さて、太平洋側はどうかといえば、もっと悲惨な状態です。2000年ころまでは一年に5個程度は拾えていたのですが、、去年、一昨年とは全く拾えないゼロ!でした。そんなわけで、このところ渥美半島を歩いていても、浮き玉モードは全く入らない状態でした。 そんなわたしに渥美半島で久々の浮き玉がやってきました。 2009年9月5日、アカウミガメの孵化はまだかと、前日夜に車で渥美半島まで移動し、ちょうど満月だったので浜辺を歩きながら孵化して海に向かう子ガメを探しながらいくつかの浜辺を歩きました。 満月の浜歩きは目が慣れると様々なものがシッカリ見えてきます。満月なので色の識別も可能で、赤と緑も見分けられるほどでした。ところが期待はずれだったのはアカウミガメ・・・3時間ほど歩きましたが、孵化した個体は一つも見つけられず、諦めて伊良湖に向かいました。 さて伊良湖岬にある駐車場に車を止めしばらくの仮眠・・・目を覚ました頃にはもうすでにお日様が昇っていて、車中は暑くなっていました。窓の隙間から入ってきた蚊に刺されて痒いわ、寝不足もたたって、フラフラと浜に出たのですが、浜は多くの釣り人で賑わっていました。 浜歩きを始めると、漂着物の多くにエボシガイ類が付着していました。その多くはカルエボシで、壜、ペットボトルなどプラスチック類、流木や木片、種子、浮き、サンダルなどなど、ありとあらゆるモノに付着していました。こうした付着生物のある漂着物は、モダマやら浮き玉といった嬉しい漂着物の指標ともなるので、注意深く浜辺を歩きました。 やはり思っていた通りにモダマがすぐ見つかりました。縁にエッジのあるコウシュンモダマでした。他にもココヤシ、モモタマナ、ニッパヤシ、ゴバンノアシと言った南方系の植物が散らばっており、嬉しくなっちゃいました。こうして嬉しい漂着物にホクホク顔で歩いているわたし、周りの釣り人からはどう思われたのでしょうね?きっと怪しいヤツと思われたのは間違い無いでしょう。 さて、モダマが拾えて満足したかと言うと、そうではありませんでした。ちょっと東にある日出の石門まで車で移動し、そこから堀切方面に向かって少し歩き出したところで、いきなりの浮き玉でした。 モダマの時には、特に何も無かったのですが、数年ぶりの伊良湖の浮き玉と言うことで、つい雄叫びをあげちゃいました。さて、暑い夏も終わり、浜歩きの楽しい季節が始まりますね。みなさんの地域でもそろそろ面白そうなモノが寄っているはずぜひお知らせくださいね |
by uki-puka
| 2009-09-22 10:05
| プカプカ通信
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