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ウキウキ研究会の会報「プカプカ通信」の一部をwebで紹介します。
by uki-puka
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プカプカ通信175・Aug-21-2023

 プカプカ174号発行が1年前、もう待ってみえる方はいないと思いますが、1年ぶりの発行です。

「カイジュウ博2023」
カイジュウ博2023_e0045113_21423843.jpg

 行かれた方もあるとは思いますが、愛知県豊橋市にある豊橋市自然史博物館で、第37回特別企画展「カイジュウ博2023」-海で暮らす仲間たちー が7月14日から9月3日にかけて開かれています。今回の特別展では、渥美半島に打ち上がった鯨類などがメインですが、同じ漂着ということで、渥美半島の漂着物も展示してあります。展示協力でモノや写真の提供、講演会で少しお話をさせていただきました。特別展は9月3日まで開かれていますのでぜひどうぞ。残り僅か!ですね。
 この図録は漂着物も掲載されており、豊橋までは行けない・・・と言う方は通信販売でも求められますよ。詳しくは博物館の通販へ!




4月のアサガオガイ大量漂着
プカプカ通信175・Aug-21-2023_c0057167_11512269.jpg
 漂着物学会の会報でもお知らせしましたが、表浜では4月に外洋モノの漂着がありました。中でもトピックは、アサガオガイの大量漂着でした。それも普段見かける直径1~2㎝の個体ではなく、3~4cm の大型個体がかなり混じっており、こんなのは初めてです。ルリガイの大量漂着は何度も体験していますが、アサガオガイには驚きました。
プカプカ通信175・Aug-21-2023_c0057167_11570475.jpg
 そして殻高と殻径が近い、腰高タイプも多く混り、これは成長過程での変化と思われました。
 この漂着は表浜でも局所的で、渥美半島では東高西低な密度で、豊橋市と湖西市の境界あ立の密度が高いものでした。
プカプカ通信175・Aug-21-2023_c0057167_12472000.jpg
 アサガオガイと同時にカツオノカンムリもやってきましたが、何と帆の傾斜が右傾で、円盤の長径が6㎝を超え、7㎝ほどにもなる大型個体が目立ちました。この漂着では右傾の個体が多かったのですが、一部左傾もありましたが、ほとんどは長径が4㎝未満の個体でした。


 4月のシリンダー型ガラス浮き
プカプカ通信175・Aug-21-2023_c0057167_12402879.jpg
 こうした4月の流れは、黒潮が蛇行し南側から真っすぐ表浜にぶつかったときの影響だったのでしょう。そのために豊橋市では北赤道海流や黒潮によって北太平洋上を時計回りに流れているベルトコンベアからシリンダー型ガラス浮きもやってきました。
プカプカ通信175・Aug-21-2023_c0057167_12403857.jpg
 これは北海道型と呼ばれており、円筒形に耳がついたものです。この形は北海道の太平洋側で使われており、日本海側ではあまり見かけません。コケムシなどの付着も多く、太平洋上を何周したのか気になるところです。



 中国製エコ浮き
プカプカ通信175・Aug-21-2023_c0057167_14044547.jpg
 数年前から中国の広東省ではカキ養殖などで、PET素材の「エコ浮き」が使われており、その漂着も増加中です。
プカプカ通信175・Aug-21-2023_c0057167_14031763.jpg
 PET素材はさまざまな色に着色され、赤いものが目立ちますが、他にもすうしょくあるようです。こうした青系もありますが、キホンは透明なPET素材で中には気体が封入されています。
プカプカ通信175・Aug-21-2023_c0057167_14040323.jpg
 これに近いものでは上の写真のような涙型のモノもあります。ただこれは素材がPETではなく不透明なもので、詳細は不明です。
このように新たな型の浮きも登場しており今後も注視していきたいと思います。















# by uki-puka | 2023-08-21 14:14 | プカプカ通信